「木村多江が凄く良い~♪」
「中谷美紀も綺麗!」
見てきた友人が口々に褒めるので、今朝、豊島園の映画館で見てきた。
正直、原作が余りにも素晴らしいから、映像化はちょっと懸念していた。
過去にも、何回か映像化されてはいるのだけれど、時代背景が今とは違うし・・・。
主人公が、過去の何に怯え、何のために罪を犯すのか、描ききれないように思っていた。
今回の犬童一心監督版はまぁ~、及第点は上げられるかもしれない出来栄えだと思う。
映像が、昔の日本映画のような、適度の暗さを持っていて自然だった。
原作通り、戦後の立川でのエピソードも描かれていたし・・・。
17~18年前に見た、「火曜サスペンス」では、ヒロインの過去をソープ嬢に仕立てていた。
同じ隠しておきたい古傷でも、戦後のアメリカ兵を相手の娼婦とソープ嬢では、境遇が全く違っていて、余り、【哀】は感じられない。
その点、今回は、立川時代が少しでも描かれていて、なんとなく納得できた。
ただ、受付嬢のブロークンの英語をいぶかしく思い、立川時代を連想するくだりが、比重が軽く描かれ過ぎていて、物足りなく感じた。
映画の終わりに、【韓国】のクレジットがやけに多いと思ったら、撮影は韓国でしたらしい。
今の日本では、戦後の30年代の町並みを撮ることが難しいのだろう。
韓国には、未だ、日帝時代の面影が残る街並みが残っているらしい。
この映画にかかわらず、かなりの映画のロケ地となっているとか・・・。
ちなみに、新妻の禎子の実家がある「阿佐ヶ谷駅」は、図書館などで見た写真とそっくりだった。
現在は高架線の駅になってしまったが。
実家の住所の、「阿佐ヶ谷7丁目」と言う地名も実際には無く、現在、近所に住んでる私には、なんとなく、クスリと笑える場面だった。(笑)
松本清張生誕100年の年に作られた映画、「ゼロの焦点」。
悪くは無かったけれど、原作が余りにも有名だと、映像化は難しいものだと思った。
星は、★★★★☆。
「中谷美紀も綺麗!」
見てきた友人が口々に褒めるので、今朝、豊島園の映画館で見てきた。
正直、原作が余りにも素晴らしいから、映像化はちょっと懸念していた。
過去にも、何回か映像化されてはいるのだけれど、時代背景が今とは違うし・・・。
主人公が、過去の何に怯え、何のために罪を犯すのか、描ききれないように思っていた。
今回の犬童一心監督版はまぁ~、及第点は上げられるかもしれない出来栄えだと思う。
映像が、昔の日本映画のような、適度の暗さを持っていて自然だった。
原作通り、戦後の立川でのエピソードも描かれていたし・・・。
17~18年前に見た、「火曜サスペンス」では、ヒロインの過去をソープ嬢に仕立てていた。
同じ隠しておきたい古傷でも、戦後のアメリカ兵を相手の娼婦とソープ嬢では、境遇が全く違っていて、余り、【哀】は感じられない。
その点、今回は、立川時代が少しでも描かれていて、なんとなく納得できた。
ただ、受付嬢のブロークンの英語をいぶかしく思い、立川時代を連想するくだりが、比重が軽く描かれ過ぎていて、物足りなく感じた。
映画の終わりに、【韓国】のクレジットがやけに多いと思ったら、撮影は韓国でしたらしい。
今の日本では、戦後の30年代の町並みを撮ることが難しいのだろう。
韓国には、未だ、日帝時代の面影が残る街並みが残っているらしい。
この映画にかかわらず、かなりの映画のロケ地となっているとか・・・。
ちなみに、新妻の禎子の実家がある「阿佐ヶ谷駅」は、図書館などで見た写真とそっくりだった。
現在は高架線の駅になってしまったが。
実家の住所の、「阿佐ヶ谷7丁目」と言う地名も実際には無く、現在、近所に住んでる私には、なんとなく、クスリと笑える場面だった。(笑)
松本清張生誕100年の年に作られた映画、「ゼロの焦点」。
悪くは無かったけれど、原作が余りにも有名だと、映像化は難しいものだと思った。
星は、★★★★☆。
コメント
実は先週の水曜日に『ゼロの焦点』を見ようかとても迷ったんですが、
私は遙か昔に読んだ時原作のの印象があまりにも強烈に残っているので
それを壊したくない気持ちがありました。理由は配役かなぁ?
本当に時代は変わりましたね。
原作の印象が余りにも強烈だと、配役には拘りますね~。
禎子(広末涼子)は初々しく、綺麗でした。
禎子の夫(西島秀俊)は陰のある役をそれなりに演じていて好感が持てました。
好きな俳優さんです。(笑)
原作通り・・・とは、なかなか行かないようですね。
私のご贔屓の中居くんも、【白い影(無影燈)】【模倣犯】【砂の器】と、大変優れた原作のドラマに挑みました。
賛否両論、でも、私は挑戦してよかったと思ってます。
筋書き通りには行かなくても、「生きている人」としての存在感は大きかったと思ってますから。
今回も、西島さんは大変良かったと、彼の静かな闘志を認めています。
戦争での体験で、投げやりになっていた彼が若い禎子の中に「希望」を見つけ、再出発できるようになった矢先の、過去の生活を清算する中での悲劇だったと解釈しています。
原作に一字一句忠実な作品も、あるいは監督が解釈したなりの作品も在りで、映画って、そこが魅力なのでしょうね~。
映画や本の話になると、つい、長くなってしまって・・・。(笑)
また、熱く(?)お喋りしましょうね~♪