それぞれのスタイル

2005年10月3日
 何日ぶりかに日記を書く事になって、はたっと戸惑っていることがある。
本来は日記なのだから、自分の思うままを自分自身に納得させるような形で書き進めればいいことだ。
でも、このDiaryNoteはちょっと意味合いが違うような気がしないでもない。
語り口調でいいのだろうか・・・。論文式に主語は省くものなのだろうか・・・。他人の目を意識して書く方がいいのだろうか・・・。内容は〜?

 実は、ここ1ヶ月余り、【帯状疱疹】なるものに罹り、日常の生活スタイルを大幅に変更させられている。
「ストレスが無いのが私のストレスよ〜!」なんて豪語していた私が罹るだなんて・・・。
心のちょっとした隙間に入り込んでしまったか。

 毎朝のウォーキングも中断。ボランティアで通ってる点字図書館も10月いっぱいはお休みとなった。
もっとも、家人に内緒で、昼間は友人と出歩いてるのだから大した病気ではないのだが。

 図書館での対面朗読のお相手が、
「アミさんの読みが懐かしいです。読み方って、人それぞれ、違うんですね〜」とメールを下さった。

(最近は、目の不自由な方用に、携帯電話が開発されていて、彼は器用にメール通信を楽しんでいる。)

 本を読むことは活字を正確に伝えることだから、誰が読んでも同じだろう・・・と、思っていたが、どうやらそれは違うらしい。
ことに、行間の余韻を大事にする彼のことだから、間の取り方、声の高低、抑揚、全てが気になるのだろう。

「早く元気になって、復活を待ってますよ〜」との彼の言葉は、私にとっては、甚だ、こそばゆいものだった。
友人との会合はひょいひょいと出かけられるのだから。

 過日、【ベルリンマラソン】で、野口選手が素晴らしい記録をだして優勝したが、そのことについて、ある年配のご婦人の、「周りのペースメーカーに嫌悪感を抱いた・・・」と言う趣旨の投書を新聞で読んだ。
実は、私も嫌悪感ほどではないけれど違和感を覚えた一人だったから、同士は居るものだ・・・と、意を強くした。
ところが、ベルリン在住の妹によれば、あちらではペースメーカー(ラビット)は専門職として認められてると言うのだ。
ある大会では、そのラビットが優勝してしまった・・・と言う、笑えない話もあったそうだ。
小柄な日本人ランナーを他の選手の肘や足から守ると言う、ボディーガードの役目も担っているそうで、一方的な見方を恥じたものだった。

 人それぞれ、いろいろなスタイルがあるだろう。
もう、完成しつくしてもいい時期(年代)なのに、まだ、迷っている私はなんと青臭い人間なんだろう・・・と、一人で苦笑いしている。

 この日記。どんなスタイルで続けていこうか・・・。

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