わが家の5匹の猫のうち、一番「自己主張」が少なく、おとなしく、それでいて中々人間様に懐かない、【アメショ】。
2〜3日前から、トイレに座る時間が長くなり、回数の頻度も増しているようだ。
とりたてて、哀しそうな声を上げることも無く、食事も良く摂るし、元気にしている。
が、多分、残尿感があるのだろうし、物言わぬだけに哀れで、お医者さまに相談することとなった。

 電話口で喋っているだけなのに、もう、異変を察して、5匹全員が異様な動きを見せ始めた。
まるで、人間の言葉を理解したかのようなその動きには驚いた。

 往診の為、チャイムがなった途端の慌てぶりに、人間の方まで、びびってしまった。

「元気そうだし、熱も無いようだから、軽い膀胱炎でしょう。抗生物質と止血剤、胃薬を6日間飲ましてください」
と、言い置いて、帰られた。
上手に薬を飲ませる方法を伝授されて。
ユメユメ、つぶしてエサに混ぜることの無いように念を押される。
頭を抑えて仰向かせ、直接口を開いて、喉の奥に小さな粒を落とし込むのだそうだ。
鼻の頭を水で濡らしてやると、舐めようと舌を出した瞬間に、薬の粒は食道内へ降りていくそうだ。

「やるっかないよ〜」と、主人が果敢にも第一回の「投薬」に挑戦した。
初っ端ということもあって、第一回はすんなり成功。ご褒美の削り節を鼻を鳴らしながら完食。
問題は、今朝の第二回目。傍によると逃げ回り、なかなか捕獲できない。
「治るんだからね〜。いい子だから・・・」と言い聞かせながら、やっとのことで、二回目の投薬も終了。
まだ、10回余りの投薬が残っている。無事に飲ませられるか・・・、心もとない話だ。

 今朝のアメショのトイレは時間は、いくらか短くなったようで、血尿も無く、ホッとしてる。
重症になると、おしっこは出ないし、食事もしなくなると言う。
幸いにして、食欲もあるようだし、他の4匹と仲良く寝そべっているから、快方に向うことだろう。

 「飼い主さんに似て、おとなしく、しつけの良い綺麗な猫ちゃんですね〜」
とのお世辞(?)に、目じりを下げっぱなしの呑気者の夫婦である。

 わが家の【猫遣い】と言われている次男坊には、まだ、知らせてない。
結婚の為、新居を遠くに構えた息子は、仕事が忙しい為顔を見せることが少なくなった。
親が体調不良でも、怪我をしたと言っても、メールと電話のみ。
愛猫のためならすっ飛んでくるだろうが、これまた、癪な話(?)なので、アメショの病気のことは当分、知らせないで置こうと思う。

 母親のむなしい抵抗だけれど、何か、寂しいなぁ〜。(苦笑)

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