何で涙が出てくるんだろう・・・。
2006年2月5日コメント (4) 日曜日の昼下がり、NHKの『食彩浪漫』を見た。
黒田征太郎(画家?)さんのアラを使った丼だった。
築地の市場から、生ゴミに等しい鰤のアラを分けてもらい、築地の料亭、田村のご主人に丼を作ってもらったのだ。
丁寧に、血抜き洗いをし、粕汁で手間隙かけて煮込んだ、ぶりのアラの丼は、絶品の品のようだった。
「何か、喋らないと・・・」と、促されても、食した黒田氏は無言のまま。
その無言のうちに、箸を動かしている黒田氏からは、
「これ以上の旨さは無い!」と言う言葉が、びんびん響いてくるようだ。
「これが、モノを作る人の手なんですね〜」と、黒田氏は感慨深げに田村氏の手を握った。
すぐに、持参のパステルで、美味しさを絵にした黒田氏。
田村氏も、同じように、感慨深げに黒田氏の手を握る。
大きな厚みの有るお互いの手。男同士、握り合ううちに、お互いに人間性を認め合ったのだろう。
「旨い!」「美味しいですね〜!」などの月並みな言葉など要らないほど、男二人の画面からは、【命の尊さ】が伝わってきた。
知らず知らず、涙が頬を伝っていた。
何でなんだろう・・・。泣くほどのシーンでもないのに・・・。
黒田氏は言う。食材の一つ一つの命を、食べる側も受け止めねばいけないと。
手間隙かけて美味しく頂こう・・・と。
モノを生み出すことは、絵を書く事でも、料理を作ることでも、それぞれ美しい。
事の善悪は分からないけれど、「ライブドアー」の中身の無い、マネーゲームの虚しさを、ふと思った。
田村氏の祖父がこんなことを言ったそうな。
「世の中で一番まずいのはオカラ」
「そして、一番美味しいものもオカラ」
豆腐のかすであるオカラを、旨みの有る材料と共に焚いたあとのオカラ(卯の花)の美味しいこと。
先人の知恵は、まさに宝物だとつくづく感じ入った。
問題は多だあるけれど、やはり、NHKだ。良い番組を見せてもらった。
黒田征太郎(画家?)さんのアラを使った丼だった。
築地の市場から、生ゴミに等しい鰤のアラを分けてもらい、築地の料亭、田村のご主人に丼を作ってもらったのだ。
丁寧に、血抜き洗いをし、粕汁で手間隙かけて煮込んだ、ぶりのアラの丼は、絶品の品のようだった。
「何か、喋らないと・・・」と、促されても、食した黒田氏は無言のまま。
その無言のうちに、箸を動かしている黒田氏からは、
「これ以上の旨さは無い!」と言う言葉が、びんびん響いてくるようだ。
「これが、モノを作る人の手なんですね〜」と、黒田氏は感慨深げに田村氏の手を握った。
すぐに、持参のパステルで、美味しさを絵にした黒田氏。
田村氏も、同じように、感慨深げに黒田氏の手を握る。
大きな厚みの有るお互いの手。男同士、握り合ううちに、お互いに人間性を認め合ったのだろう。
「旨い!」「美味しいですね〜!」などの月並みな言葉など要らないほど、男二人の画面からは、【命の尊さ】が伝わってきた。
知らず知らず、涙が頬を伝っていた。
何でなんだろう・・・。泣くほどのシーンでもないのに・・・。
黒田氏は言う。食材の一つ一つの命を、食べる側も受け止めねばいけないと。
手間隙かけて美味しく頂こう・・・と。
モノを生み出すことは、絵を書く事でも、料理を作ることでも、それぞれ美しい。
事の善悪は分からないけれど、「ライブドアー」の中身の無い、マネーゲームの虚しさを、ふと思った。
田村氏の祖父がこんなことを言ったそうな。
「世の中で一番まずいのはオカラ」
「そして、一番美味しいものもオカラ」
豆腐のかすであるオカラを、旨みの有る材料と共に焚いたあとのオカラ(卯の花)の美味しいこと。
先人の知恵は、まさに宝物だとつくづく感じ入った。
問題は多だあるけれど、やはり、NHKだ。良い番組を見せてもらった。
コメント
こんにちは、子持ちあゆです♪
うちの「ポン娘」に誕生日メッセージをいただき、ありがとうございました。
いつも素敵な言葉を贈っていただき、とてもうれしく思っています。
そうですね、過ぎてしまえば子どもなんてあっという間に大きくなってしまうんですよね。
今、このときを大切に、子育てを楽しんでいきたいと思います。
「ライブドア」をはじめとする、一連の「外側だけ取り繕って、中身はスカスカの」企業やひとたちの騒動には、本当にうんざりします。
そして、それを煽るマスコミにも……。
世の中には、お金では買うことのできないものがあること、
手間と暇をかけてしか得られないものがあることを、
大人たちはしっかり子どもたちに伝えるべきだと思いました。
私は娘が授かりませんでした。
母から、教えられた素敵なこと、いっぱい、娘に伝えられなかったこと、残念に思ってました。
でも、今は、娘が二人。我が家に来てくれました。
煩がられないように、ちょっとづつ話していこうかな〜と、思ってます。(笑)
私が、母や姑に教えられたこと。 大事なことですよね〜!
魚釣りに行くと必ずソコへ泊まりました。
あるとき、魚釣りから帰ったら宿の女将さんが魚を裁いていました。
見ると、小さな魚で普通なら捨てるサイズ。
猟師町の人は美味しい魚を食べて雑魚は捨てるもんだと思っていたから
「それ、捨てるんじゃないんですか?」って聞いたら
「お父さん(旦那)が一生懸命獲ってきた魚。天から贈り物だから
粗末にはできません」って、ニコニコしながら言いました。
その夜にあの魚と山菜を沿えてオツマミにでてきました。
私もお礼に、きれいに食べたよ。
食は心だね。
ふっと思い出した・・。
泣かなかった〜? (笑)
立派なふぐも良いけれど、心がこもっていれば雑魚も美味ですね〜。
ふぐのお土産が無いから僻んで言ってるのではありません。(笑)
でも、羨ましいこと! 最後のおじや、美味しかったでしょう〜?