最近、物忘れがひどくなり、記憶も薄れがちなことが多くなったけれど・・・。
こと、食べ物との思い出は消えることなく残っている。
そして、それと同時に、その食べ物にまつわる「人」も。
小さい頃から、おコメ粒が見えなくなるほど、大量の海苔を巻いた「おむすび」が大好きだった。
形は、△。
手が真っ赤になるほどの、炊き立ての熱いご飯を、ふんわりと握ってくれた母のおむすび。
手のぬくもりと、塩の加減が絶妙で、とても、コンビニのおにぎりなどとは比較にならない味だった。
手の角度によって、綺麗な三角型に仕上がっていく様を、目を輝かして眺めていたものだ。
後年、義妹が、クレラップに包んで握っていたのを見たけれど、あれでは、塩と手のぬくもりとでつむぎ出される絶妙な味は出ないのではなかろうに・・・と感じた。
ましてや、型で押し出されたおにぎりは「おむすび」とは言いがたいのではなかろうか・・・。
山口県から上京し、主人を慕って、休日ごとに遊びに来てた会社の若い女の子が居た。
彼女の握る「おむすび」が独特で、一度食べたら病みつきになる。
しらす干し、ゴマ、紫蘇・・・など、いろんなものが交じり合い、口に入れた途端、その触感がたまらない。
普通の二個分くらいの分量を、一個分の大きさにまで握るのだから、オーバーな表現をするならば、そのおにぎりは石のように硬いのだ。
お皿の上で、転がしてみても、びくともしないほど、硬く握ってある。
「美味しい!」と、褒めたら、それ以来、たびたび握ってきてくれた。
今は、郷里に戻り、二児のお母さんとなった彼女。子供達に、あの独特なおにぎりを食べさせているのだろうか。
あれ以来、真似して挑戦したけれど、彼女のように、石のように硬い、美味しいおにぎりは再現できなかった。
「おにぎり」と言うと、母の作った柔らかなおむすびと、山口の彼女の作った石のような硬いおむすびと、両極端な二つが浮かんでくる。
思い出すと、海苔の香り、しらす干しや紫蘇の香り。
そして、その人々の面影に混じって、匂いまで漂ってくるから不思議だ・・・!
あぁ〜、食べたくなってきた・・・♪
こと、食べ物との思い出は消えることなく残っている。
そして、それと同時に、その食べ物にまつわる「人」も。
小さい頃から、おコメ粒が見えなくなるほど、大量の海苔を巻いた「おむすび」が大好きだった。
形は、△。
手が真っ赤になるほどの、炊き立ての熱いご飯を、ふんわりと握ってくれた母のおむすび。
手のぬくもりと、塩の加減が絶妙で、とても、コンビニのおにぎりなどとは比較にならない味だった。
手の角度によって、綺麗な三角型に仕上がっていく様を、目を輝かして眺めていたものだ。
後年、義妹が、クレラップに包んで握っていたのを見たけれど、あれでは、塩と手のぬくもりとでつむぎ出される絶妙な味は出ないのではなかろうに・・・と感じた。
ましてや、型で押し出されたおにぎりは「おむすび」とは言いがたいのではなかろうか・・・。
山口県から上京し、主人を慕って、休日ごとに遊びに来てた会社の若い女の子が居た。
彼女の握る「おむすび」が独特で、一度食べたら病みつきになる。
しらす干し、ゴマ、紫蘇・・・など、いろんなものが交じり合い、口に入れた途端、その触感がたまらない。
普通の二個分くらいの分量を、一個分の大きさにまで握るのだから、オーバーな表現をするならば、そのおにぎりは石のように硬いのだ。
お皿の上で、転がしてみても、びくともしないほど、硬く握ってある。
「美味しい!」と、褒めたら、それ以来、たびたび握ってきてくれた。
今は、郷里に戻り、二児のお母さんとなった彼女。子供達に、あの独特なおにぎりを食べさせているのだろうか。
あれ以来、真似して挑戦したけれど、彼女のように、石のように硬い、美味しいおにぎりは再現できなかった。
「おにぎり」と言うと、母の作った柔らかなおむすびと、山口の彼女の作った石のような硬いおむすびと、両極端な二つが浮かんでくる。
思い出すと、海苔の香り、しらす干しや紫蘇の香り。
そして、その人々の面影に混じって、匂いまで漂ってくるから不思議だ・・・!
あぁ〜、食べたくなってきた・・・♪
コメント
先週の金曜日に、会社の連中と寿司を食べにいった。
そこは回転すしだけど、ネタが大きくてちょっと高い。
若いお兄さんが握ってくれてコンベヤ−に置く。
やっぱりナイロンの手袋をしている。
衛生的といやあ・・、衛生的だが、なんか味気ない。
職人ではないのでしょうがないのかな・・。
寿司職人が素手で握った寿司は甘い。
なんか気合でもはいってるのかね。(笑)
クレラップもナイロンの手袋もパスしたいです!
素手じゃなきゃ、美味しさは伝わらないのでは・・・。
肉まんの餡や、餃子の具。ハンバーグのひき肉。皆、素手でこねるから、旨みも増す。しゃもじでかき混ぜたら、美味しさも半減するでしょうね〜。
旨みって、甘みに通じると思ってます。
知人の家にお邪魔したら、蜜柑をむいて筋まで取ってくれました。
変に温くなったみかん、その方に悪いけど食べられませんでした。
信頼関係なんでしょうね。
平気で食べられるのは信頼する人が握るから。
最近、変な人が素手で握るのいやです。
かえって手袋してくれる方がまずくてもいいかも・・・。
こんな考え方になったのは、最近です。