とりとめもなく、【大島紬】について喋りたくなった・・・。
2006年9月24日コメント (4)
性格上、華やかな席にはあまり行くことが無かったから、『垂れモノ』よりも『織りモノ』のほうが多かったようだ。
普段でも、着物を着てたことが多かったが、【紬】を一番愛用していたように覚えている。
小さい頃から、母の着物の感覚を見ていたから、今でも、洋服のセンスは無い私だが、こと、和服に関しては、ちょっと煩いぞと、自認（？）している。（苦笑）
母の言では無いけれど、紬類の中でも、やはり、最高は『大島紬』だろう。
存在感ある、結城紬の重さも捨てがたいけれど、なんと言っても、あのソフトタッチの手触り感ある大島紬には、ほかに類を見ない『品』と『清らかさ』を感じる。
畳んだ時のあの薄さ、歩く時のシュッシュッという衣擦れの音などたまらない心地良さだ。
先日、久し振りに、母の遺品となった『藍大島』を箪笥から引っ張り出した。
日本人の肌の色に絶妙に似合うとされている泥大島。
あんなに憧れていた品なのに、鏡の前で羽織ってみたが、なんかしっくりと来ない。 今一、ピントがずれている感じだ。
母は、普段着（余り気取らない外出時に着用）に颯爽ときりりと着こなしていたのに・・・。
何故か・・・？
思い当たることは・・・
大島の持つ反物の価値に、今の私が負けているということだ。
ぼさぼさに伸ばした中途半端な髪型では、いくら気負ったところで、端から勝負は見えている。
大島を着こなすには、自分自身をキリリと背筋を伸ばし、反物に負けないような潔い生き様を見せなくては失礼だと、ありし日の母の姿を想った。
京都に向う新幹線の中で、寸分の乱れも無く、綺麗に着こなしているご婦人を見かけるが、それは日ごろの彼女らの生き様が姿かたちに映えてるからなのだろう。
母の残した、明るい藍大島は、新春のまばゆい日差しに映えるだろうな・・・と、帯はどれを組ませようか・・・と、しばし、自分だけの世界に旅する。
小物の使い方しだいで、祖母の着物も充分に孫娘が着られるのも、伝統の和服の良さだ。
もう、若いとはいえない私なら、ざくざくの織帯に、茶色がかった黄色の小物（帯揚げ・帯止め）でまとめてみようか・・・。
とりとめも無く、明るい日差しの射すリビングで、猫と戯れながら、私の妄想は続いている・・・。
コメント
大島紬、いいですよね。
近くで見た事はないのですが、やっぱりいい物ですよねー。
着物って着る人の心が見えますね。きちっと着ている人って素敵オーラが出てますから（笑）。
ここできれいに着こなして、外を歩いたら目線釘付けです。＾＾
でも、本当に、着る人の心が出ちゃうんですね〜。
韓国衣装も、素晴らしいですね〜。やはり、あれも、心正しく着るものなのでしょうね〜。
蒼い空さんも着られたこと、おありですか〜？
今度、ソウルに行った時、絶対、チョゴチマリを身につけて写真を撮ろうね〜って、お嫁ちゃんと話してます。
彼女は舞妓姿にも挑戦したし、姑と同じく、ミーハーなんですよ〜♪（笑）
そこが私と合うポイントなのでしょうか・・・。あはは・・・。（笑）
泥染の大島、いいですね〜。
深い藍色の衣擦れの音
日本人に生まれて良かったって思える瞬間です。
もしかしたら、もしかすると、
まだ、はっきりしないんですけど
SMAPライブ、最終日、着物で参加するかもしれないんです。
その日、踊りの会があって、無理だと思っていたですけど、
途中でもいいから、最後だけでもいいから
なんて思ってるんです。
あそこで着物って浮きまくりますかね（笑）
きっと、お目を通してくれるに違いない！って、思ってました。（笑）
日本人に生まれて良かった〜♪ランキング（？）の上位、間違いないでしょうね〜。
上質な絹織物、しかも【大島】だから、出る味わいです！
ツアーにお着物ですか〜？ 素敵！ でも、ちょっと、勇気が要るかも・・・。
自分に大きな自信を持って、臨んでみたら・・・とも思いますが、何事もTPOが大事。
室内のコンサートなら、諸手を上げて賛成なんだけど、あぁ〜、ドームは室内でしたね〜。
難しい・・・。小心者の私には、何とお答えしてよいやら・・・。 ス・ミ・マ・セ・ン！ （笑）