いつ頃、完成するかな〜?
2006年10月30日
亡くなった父は手先の器用な人で、私が子供の頃はカステラの箱(木製)などで、木彫りを楽しんでいた。
60代で妻(私の実母)に先立たれ、心の空白を埋めるが如く、木彫りを本格的に取り組み始めた。
始めは、デパートのカルチャースクールなどでお茶を濁していたのが、いつの間にか、個人の先生に師事し、【鎌倉彫】に昇格していった。
使用していた彫刻刀は、始めこそ、息子の教材としての刀だったのが、段々、数も増え、本格的になって行った。
亡くなる2〜3年前頃は、体力が無くなった事もあって、【木彫り】に戻っていたが・・・。
その大量の彫刻刀と木材の数々を、主人は父から託された。
主人もちょっとは器用な人なので、父はその手先を愛しみ、息子でなく、婿に遺してくれたのだ。
最近は、自室に篭もり、父の未完成な作品を自分なりに彫刻刀で刻んでることが多くなった。
以前から、興味のあることだったし、道具類は揃ってることだし、やる気満々の主人だ。
退職後の良い「お遊び」(?)が出来、女房の負担(お守り)も減ることだから、大いに父に感謝している。
「お〜い! お茶を入れてくれ〜」
「親父は、何時頃から習いだしたんだ〜? 目(視力)は良かったのか〜?」
「難しいな〜」
一人で、黙々と取り組んでいたのは始めのうちだけで、段々、相手が欲しくなってきたようで、その煩さにはいささか閉口する。
「お茶は、何にする〜? コーヒー、紅茶、緑茶〜? ウーロン茶もありますよ〜」
「母が亡くなってからだから、65歳は過ぎてたんじゃないかしら。 貴方の方がず〜と、若いよ〜」
「目は老眼鏡、掛けてたじゃないの。 貴方も作る〜?」
段々、形にはなってきたけれど、いつ頃、完成するかな〜?(笑)
60代で妻(私の実母)に先立たれ、心の空白を埋めるが如く、木彫りを本格的に取り組み始めた。
始めは、デパートのカルチャースクールなどでお茶を濁していたのが、いつの間にか、個人の先生に師事し、【鎌倉彫】に昇格していった。
使用していた彫刻刀は、始めこそ、息子の教材としての刀だったのが、段々、数も増え、本格的になって行った。
亡くなる2〜3年前頃は、体力が無くなった事もあって、【木彫り】に戻っていたが・・・。
その大量の彫刻刀と木材の数々を、主人は父から託された。
主人もちょっとは器用な人なので、父はその手先を愛しみ、息子でなく、婿に遺してくれたのだ。
最近は、自室に篭もり、父の未完成な作品を自分なりに彫刻刀で刻んでることが多くなった。
以前から、興味のあることだったし、道具類は揃ってることだし、やる気満々の主人だ。
退職後の良い「お遊び」(?)が出来、女房の負担(お守り)も減ることだから、大いに父に感謝している。
「お〜い! お茶を入れてくれ〜」
「親父は、何時頃から習いだしたんだ〜? 目(視力)は良かったのか〜?」
「難しいな〜」
一人で、黙々と取り組んでいたのは始めのうちだけで、段々、相手が欲しくなってきたようで、その煩さにはいささか閉口する。
「お茶は、何にする〜? コーヒー、紅茶、緑茶〜? ウーロン茶もありますよ〜」
「母が亡くなってからだから、65歳は過ぎてたんじゃないかしら。 貴方の方がず〜と、若いよ〜」
「目は老眼鏡、掛けてたじゃないの。 貴方も作る〜?」
段々、形にはなってきたけれど、いつ頃、完成するかな〜?(笑)
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