「私が忘れたら、あの人は二度死ぬことになるのよね・・・」
2006年11月27日 映画 雨の中、神保町の岩波ホールへ【赤い鯨と白い蛇】を見に行ってきた。
映画をご一緒してくれる友人は何人か居るのだけれど、何故か、今日は一人で見たかった。
案外、私同様に一人参観が多くて、驚いた。
ネットでの批評によると、5点中、4.75もの高得点。さぞや・・・と、期待してたのだけど・・・。
館山にある、古びた藁葺きの家が舞台だ。
老いの為、物忘れもひどくなってきた老女が孫娘と館山の家を訪ねる。
老女の若かりし頃、青年将校と交わした、「約束」を果たす為だ。
その古い家の持ち主である、40歳代の母親と小学生の娘。
20年も昔、その家を借りていた、50歳代の女性。
藁葺きの民家が呼び寄せたような、世代の違う、5人の女性たち。
生き方も考えも違う女性たちの出合と別れ。
各々が自分自身を見つめ直していく。
終戦間近のある時、戦争は負けると分かってはいたのだが、体制の中、身動きできずに、特攻に借り出される兵士達。
「自分に正直に生きてください。僕のこと、忘れないでください!」
と、青年士官と交わした、少女時代の約束。
制服の胸のボタンをお守りに、生きながらえてきた老女。
水平線のかなた、秘密用語で、【赤い鯨】と表された戦闘潜水艦。
家の守りの象徴とされてきた、【白い蛇】を絡めて、主要人物5人だけのドラマは進んでいく。
今、日本の全人口の3/4は戦争を知らない世代だという。
今年、78歳になられる、せんぼん監督は、今こそ、あの戦争の悲惨さを語り伝えなければ・・・と、初メガホンを取られたという。
女性監督ならではの、お手玉などの小道具も生きていて、自然の緑が目に優しい。
香川京子、樹木希林、浅田美代子、宮地真緒(NHK朝ドラ出身)に混じって、この映画が初デビューだという、坂野真理が拾いもの。
大女優、香川京子にも臆することなく、淡々と自分の演技をしている。
目に力のある、可愛い女優さんだ。将来が楽しみだ。
帰りの電車の中、いつも一緒に行く友人にメールを出す。
『超感動ものと言われてるのに、感動しない私は変ですか? 一人でランチした、秋刀魚の焼き魚定食が超感動だった私は、やはり、変ですか?』
あははは・・・。私とご同様のお一人さんで、そこのお店は混雑してました。(笑)
映画をご一緒してくれる友人は何人か居るのだけれど、何故か、今日は一人で見たかった。
案外、私同様に一人参観が多くて、驚いた。
ネットでの批評によると、5点中、4.75もの高得点。さぞや・・・と、期待してたのだけど・・・。
館山にある、古びた藁葺きの家が舞台だ。
老いの為、物忘れもひどくなってきた老女が孫娘と館山の家を訪ねる。
老女の若かりし頃、青年将校と交わした、「約束」を果たす為だ。
その古い家の持ち主である、40歳代の母親と小学生の娘。
20年も昔、その家を借りていた、50歳代の女性。
藁葺きの民家が呼び寄せたような、世代の違う、5人の女性たち。
生き方も考えも違う女性たちの出合と別れ。
各々が自分自身を見つめ直していく。
終戦間近のある時、戦争は負けると分かってはいたのだが、体制の中、身動きできずに、特攻に借り出される兵士達。
「自分に正直に生きてください。僕のこと、忘れないでください!」
と、青年士官と交わした、少女時代の約束。
制服の胸のボタンをお守りに、生きながらえてきた老女。
水平線のかなた、秘密用語で、【赤い鯨】と表された戦闘潜水艦。
家の守りの象徴とされてきた、【白い蛇】を絡めて、主要人物5人だけのドラマは進んでいく。
今、日本の全人口の3/4は戦争を知らない世代だという。
今年、78歳になられる、せんぼん監督は、今こそ、あの戦争の悲惨さを語り伝えなければ・・・と、初メガホンを取られたという。
女性監督ならではの、お手玉などの小道具も生きていて、自然の緑が目に優しい。
香川京子、樹木希林、浅田美代子、宮地真緒(NHK朝ドラ出身)に混じって、この映画が初デビューだという、坂野真理が拾いもの。
大女優、香川京子にも臆することなく、淡々と自分の演技をしている。
目に力のある、可愛い女優さんだ。将来が楽しみだ。
帰りの電車の中、いつも一緒に行く友人にメールを出す。
『超感動ものと言われてるのに、感動しない私は変ですか? 一人でランチした、秋刀魚の焼き魚定食が超感動だった私は、やはり、変ですか?』
あははは・・・。私とご同様のお一人さんで、そこのお店は混雑してました。(笑)
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