酉の市と熊手

2006年11月28日
 今日は三の酉の日だ。俗に、三の酉がある年は火事が多いと言われているが、俗信に過ぎないそうだ。
私が育った浅草の【おおとり神社】は、毎年、TV中継などもされるほどの賑やかで華々しいものだ。

 おおとり神社の由来は・・・、
昔、天照大神が天之岩戸にお隠れになった時、天手力男命が岩戸を開き、その弦の先に鷲が止まっていたそうな。
神々は、世を明るくする瑞祥の鳥だと喜んだのが始まりだそうな。

 元々は、武運を守護する神として信仰されていたようだが、福をかき込む華やかな熊手が、商人達に、「授福・商売繁盛・除災」などのご利益を授かるものとして、盛んになって行ったのだろう。

 わが家の近くに、ひっそりと、村の鎮守様のような小さな祠があった。
それが、何時の頃からか、小さいながらも、立派に祠がリニューアル(?)されて、綺麗になった。
どうやら、おおとり神社だったようで、11月になると、「酉の市」が催されるようになった。

 浅草や、新宿のおおとり神社とは比べようも無い、こじんまりとした神社だけれど、近在の住人に認知されたのか、ぼつぼつと人が集まりだしている。

 今年のわが家は、ちょっと怪我や病気が続いたし、父も亡くしてることだから、【除災】を目的に、熊手でも買いに行こうでは・・・と、言うことになった。

 思えば、舅が存命中は、小さかった息子を連れて、可愛い熊手を買ってきてくれたものだった。
飾りも何も付いてない、稲穂だけが付いている、「熊手」。
今年は、ちょっと、奮発して、少し、大きめな熊手にしようか・・・。

「皆で行くから、寄り道しないで帰ってきてよ〜」
と、家族中に号令をかけ、カレンダーに真っ赤な印をつけて、待っている。
どんな熊手が買えようか・・・。楽しみ!

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