欠勤した主人のお守り(?)で、隣の区に在る、【新井薬師】まで自転車で散策することに。

街道筋からちょっと離れている所為か、境内の趣きは此処が東京だと言うことを忘れさせてしまうほどの静かな佇まいだ。
「ひめ」の誕生以来、つい「お地蔵さま」に目が行ってしまう。
山門の脇にある、【願い地蔵】と書かれた小ぶりのお地蔵さま。なんと、愛くるしい綺麗な顔立ちをされているのだろう。

「桜の季節には、絶対来たい・・・」と思わせる古木の数々。
町の雑踏とかけ離れた静寂な境内で、しばしの休息を楽しんだ。
「早お昼」を済ませて出てきた所為で、商店街に漂う美味しい匂いに惑わされることなく、境内の湧き水で喉を潤す。
なんとも経済的(?)な夫婦だ。
この湧き水、近隣の住人がポリタンク持参で汲んでるところを見ると、かなりの名水のようだ。

「お薬師さま」の名前の通り、【目、め】の絵馬が目立つ。
寺務所で売られてる【金のわらじの根付】を見つけ、早速購入。
ちょっと前まで、杖を突かなければ歩行も困難だった私が、隣町まで自転車で散策に来れるなんて・・・。
副作用の恐怖(?)と戦いながらも、歩けるまで回復したことに感謝している。

お参りの後は、直ぐ傍の資料館へ行くのが、お定まりのコースだ。
この資料館の建てられてるところは、昔、5代将軍綱吉の頃、広大な「お犬さま」の領地だった処だそうな。
江戸に運ぶ石灰の為に発達した青梅街道のいわれや、宿場の様子など、面白くビデオにまとめてある。
入館料無料も嬉しいことで、季節の変わるたびに訪れる場所だ。
この季節は、【お酉様】の熊手を展示してあった。

「もう、お酉様の季節になるんだ・・・。あっという間に寒くなるね〜」

平日の所為か、お寺も資料館も空いていて、貸切状態だ。
わずか、一日の休養では吹っ切れるはずも無いが、今朝、主人はいつもどおり出勤していった。

「後、ちょっとだからね〜」

と、女房は祈るような気持ちで、お弁当の中身に感謝の気持ちを込めた。

昨日の出費は、「わらじの根付」の500円なり。
いつもこんな風だと、わが家も億万長者なんだけどな・・・と、最近の出費の多さに頭を痛めている。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索