私は余り、電話を得意としない。
お喋りは大好きだけど、直接お会いして、目を見て、話したいタイプなのだ。(笑)
こちらの大事な時間帯に、断り(?)も無く、無遠慮に入り込んでくる「電話」が苦手なのだ。
その点、メールは好きな時、手の空いてる時に読めるから、便利なものが出来たことを嬉しく思っている。

昨日、その電話は、丁度私の手の空いてる時間帯にかかって来た。
聞き慣れない男性の声だったけれど、決して不快で無い爽やかな物言いに驚いた。
職業柄(?)、私は「声」や「喋り方」には一家言持っている方だ。 かなり、煩いほうだと自任している。

昼間、数々の勧誘まがいの電話も多いけれど、「これぞ!」といった電話は余り多くない。
私なら、こういう喋り方はしないのに・・・と、思うこともしばしばだ。
だから、その電話は初めから、かなり気になっていた。

その電話は、「クラス会」とは趣きを異にした、気の合った人達だけの「新年会」のお誘いだった。
その手のお集まりを得意としてない私だから、即、体の不調を理由にお断り申し上げた。
事実、今は、杖こそ手放したとはいえ、まだ、歩行時にはちょっと違和感は残ってるし、薬の副作用の太った体の説明(弁解)も億劫なことだし・・・。

彼は、感じよくあっさりと、その旨を了承してくれて電話を切った。
切った後の電話機を眺めながら、何故か、胸がドキドキ(?)した。
学生時代の、うっすらと抱いていた憧れのような記憶が甦ってきたのかも知れなかった。

夜、定刻に主人が帰宅。

「お帰りなさい! 寒かったでしょう〜?」

と、いつもの通り、お出迎え。
バーコード頭の主人の姿を見ているうちに、昼間の甘い(?)想いは跡形も無く消えてしまった。
家族の為、老骨に鞭打って、働いてくれてる主人が愛しくて、切なくて・・・。(苦笑)

今、ぬくぬくと幸せな生活を暮らしていけるのも、主人あってのことだと、改めて感謝した。
でも、主人には「ドキドキ」すること、久しく無くなったなぁ〜。

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