皮むき競争〜♪

2007年12月10日
幸せなことに、食材に恵まれてる(近頃は輸入品が幅を利かせているようだが・・・)国に居るから、四季折々、恵みの果実には事欠かない。
西瓜、梨、葡萄が終われば、柿、林檎、蜜柑、ハウスものも入り混じって、果物が一年中、途切れると言うことが無い。

明治生まれの義父は、昔の人のことだから、お勝手に入るということは皆無だったけれど、果物を剥くことだけは積極的だった。

「○○ちゃんの剥き方はジャガイモの皮を剥いてるようだ。 もっと、薄く剥かなければ・・・」

と、私の不器用さを笑ったものだった。

在る日、

「競争しようか・・・」

と、林檎の皮むき競争を義父と始めた。
視力を悪くしてた義母は、ニコニコ笑って見ているだけ。
息子達も、興味深げに見守る中、義父と私の戦い(?)は始まった。

結果は、惨烈な結果で幕を下ろした。
同じ幅、同じ厚さで、長く、義父の剥いた皮は、それは見事な出来栄えだった。
私はと言うと、幅も厚さも不揃い、おまけにプツプツと切れてしまい、息子達には呆れられてしまうほど。
以後、林檎や柿の皮むきは義父の専売特許となった。

「お〜い! 柿、剥いて呉れや・・・!」

と、怒鳴ることしか能の無い主人は、果たして、義父のDNAを継いで居るのか・・・と、疑問に思えてしまう。(笑)

あれから、何年が経っただろう・・・。
相変わらず、丸のままでは上手に剥けないので、初めから四等分に切って皮むきをしている。

「おなかに入れば同じよ!」と居直って・・・。(笑)

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