「コーヒー、それとも紅茶〜? どっち?」

「コーヒー!」

朝食後の、のんびりとした時間、一杯のコーヒーにどれだけ癒されていることか・・・。

丁度、韓国ドラマ、【コーヒープリンス1号店】を見終わったばかり。
コーヒーの持つ、【力】を漠然と感じていた。

そのドラマ。 韓国ドラマにしては、珍しく、意地悪な人が出てこなくて、皆、人生を前向きに生きているところが心地よい。
男性しかスタッフとして働けない職場ゆえ、不本意ながら男装として働くウンチャン。

彼女が16歳の時、父親が病気で亡くなり、以後、若い彼女が「家長」として母・妹を養ってきた。
【バリスタ】と言う、職業に目覚め、一日も離れがたい恋人を残してまで、イタリアに留学するウンチャン。
女の子といえども、人に頼ることなく、自分の力で生きて行きたい・・・と、あえて、辛い道を選ぶウンチャン。

【バリスタ】とは、コーヒー(エスプレッソ)を淹れるプロの人のことだ。
豆の選定、炒り方、お湯の温度、どれをとっても奥が深く、プロの道は遠い。

自分のために恋人(ウンチャン)の夢を閉ざしてはならない・・・と、彼も又、寂しさを堪え、彼女を送り出す。

「ポゴ シッポヨ!(会いたい!)」

と、涙を浮かべる二人がいじらしい。

昔は、ある一定の時期が来たら、「お嫁さん」になるのが、普通だったのだろうが、最近は、女性の自立が目覚しく、自分の生き方を模索して頑張っているケースが多いようだ。

今からではちょっと、遅いけれど、私も、何か、これといったものを身に付けたかった。
父親の庇護の下、主人の庇護の下、将来は息子の庇護の下、頼りきった生活が続くのだろうか・・・。

これも、悪い生き方では無いけれど、ウンチャンのように、自分で自分の生活を切り開くのも、格好が良さそうだ・・・。
一杯のコーヒーを飲みながら、出来そうも無い、空想の世界をさまよっている。

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