長いこと、医療機関で働いていた彼女。 今年の2月で定年を迎え、自由な時間が多くなったと、連絡をしてきたのだ。
お嬢さんが二人目の赤ちゃんを出産し、上の子を預かってるとかで、忙しいと嬉しそうに嘆いて（？）いた。
お互いに、子供達が幼稚園に上がる前からの付き合いだから、気取ることなど何一つ無く、お喋りの時間は過ぎていく。
あっという間の5時間だったけれど、（短い〜?長い〜？）何故か、釈然としないものを抱えて、彼女と別れた。
久し振りの逢瀬（？）は、甚く彼女のお気に召したらしく、手帳を広げて、次回の約束を書きこむという気の入れ方だ。
お互いに、他所の地区から跡取り息子の家に嫁に来たという共通項で、急速に親しくなった仲だ。
気がつけば、親のこと、主人のこと、家族のこと、何でも話し合える、かけがえの無い友人となっていた。
そんな、気心を知りえた友人との時間だったから、楽しいのは当たり前のことなのに、何が・・・と、帰りの電車内でも思い悩んでいた。
薄っすらとは、分かって居るのだけれど、なぜか認めたくない・・・。
「貴女には悪いんだけど、子供は、女の子の方がいいよね〜♪」
と言う、彼女の言葉に私は引っかかっていたのだ。
不思議なことに、私が親しくしている友人は、たいていが女の子をお持ちのお母さんだ。
中には、私と同じように、男の子だけという方も居るけれど、圧倒的に女の子だけのお母さんが多い。
そして、皆、得意げに、
「大変だ！ 大変だ！」
を繰り返しながら、嬉々として、孫の世話に明け暮れている。
事実、我が家の場合も、「ひめ（我が家の初孫）」との関わる時間は、お嫁ちゃんの実家の方が何倍も多い。
あくまでも、
「ひめは、○○家（我が家）の預かり物ですから・・・」
と、あちらのご両親は、息子を立ててくださるが、物理的には、お嫁ちゃん側の比重は大きいのだ。
一緒に住んでいる長男夫婦に子供でも居れば、話は又、違ったものになるのだろうが・・・。
昔は、「家制度」が確立していたから、男の子の誕生が喜ばれたのだろうが、今は、個々の時代。
何かと、身近に感じることの出来る、女の子が喜ばれるのだろう。
男の子だけしか持たなかった私は、何か、釈然としないものを感じる。
そして、ちょっと、寂しい！
我が家の息子達は、稀に見る、母思いの子だけれど・・・。
コメント
年を取ったら、養ってもらえますから
日本では、やっぱり娘さんが好かれるのでしょうか
人それぞれですね
よい子だったら、どっちでもいいでしょうね
息子って、可愛いですよね〜。
でもね〜。 脅かすわけでは無いですが、お嫁さんが来る前までですよ。（笑）
どんなに、良いお嫁さんでも、結婚すると、息子は自分の息子ではなくなるんです。 寂しいけど。（笑）
昔は日本も、男の子が大事にされた時期があったようです。
何が何でも、男の子を産まなくては・・・と、脅されたお嫁さんも多かったと聞いてます。
でも、最近は、お嫁さんに遠慮してか、娘に見てもらうケースが多いようですよ。
我が家のように、息子夫婦と同居というのは珍しいのかも知れませんね。
貰えそうにないです・・・心の中で喜んでる私（＾▽＾笑）
こちらまで、お出でいただいて嬉しいです。
心の中で喜んでる私・・・（笑）
同感しちゃうと、我が家の可愛いお嫁さん達に悪いかな〜？
やはり、結婚すると、我が息子ではなくなりますね〜。
寂しいけど・・・。
tonariさん！ 今が華ですよ〜♪