ご多分に漏れず、ソウルの街も「再開発」の波が進んでいる。
明洞に近い、タイルの店が並ぶ通りも、壁面やウインドーには、「チョルコ」の大きな文字が躍っている。
幼稚園児が覚えたての文字を片端から読むが如く、私も目に入る文字を声を出して読み始める。
「チョルコ・・・?」
どの店にもどの店にも、この文字が大きく書かれている。
「何なんだろう・・・」
と、訝しがる私に、ガイドさんが、
「撤去です。 此処も、再開発の予定地なんです」と。
今、韓国の人口は約4.600万人。
そのうち、ソウルに1.000万人。 首都圏をあわせると、韓国全人口の半数がソウル首都圏に住むという。
東京の過密ぶりより、さらに過密なソウル。
だから、その狭い土地ゆえ、見渡す限り高層マンション群が立ち並ぶ。
日本以上に、「格差」は衣・食・住に及んでいるようだ。
ソウルの中央に滔々と流れる大河、「漢江(ハンガン)」。
その河の南、江南(かんなみ)は高級地区。
庶民の手の届かないブテッイクやカフェ・レストランが立ち並ぶ。
東京の広尾や西麻布といった雰囲気だ。
人気スターも、大半はこの地域に住んでいるとか・・・。
今回、「ヨン様命」の友人が一緒だったから、彼がプロデュースした「キッチン・ゴリラ」というイタリアンの店でランチを食べた。
牛肉のカルパッチョのサラダ兼前菜と、魚介たっぷりのパスタ。
そして食後に大きめのカップのアメリカン・コーヒー。
明洞で食べたら、きっと半分の値段だろう。
客筋も、明らかに日本人を含めた観光客。
韓国人は・・・というと、地元でもエリートとされている企業の人か、お金持ちのお嬢様方だ。
身につけてるファッションや雰囲気は明らかに南大門市場や東大門の庶民とは違っている。
日本語を上手に操るガイドさんが言うには
「皆、就職が少しでも他人より有利になる為に、真剣に勉強してる」と。
タクシーの運転手さん然り。 街の店の店員然り。
皆、より上層の生活を夢見て、頑張っているようだ。
生活が掛かっている勉強と、趣味の勉強との差を歴然と示されて、ちょっと、意気消沈の我々なのだけど・・・。
韓国にも有名企業が多いから、御曹司もかなり居る。
ドラマや映画の世界と同じように、「玉の輿」の話も多いようだ。
今、ソウルでもっともトレンディなのが「登山」だそうだ。
余り、高い山が無い韓国だが、ちょっと高い山での、「愛の出会い」があるそうで、妙齢の娘を持つ親は、
「あんた! 登山でもして来なさいよ!」
が、笑い話になって居るとか・・・。
日本と同じに、資源のあまり無い国の悲哀が、学歴競争を生んでる背景なのか・・・と、ちょっぴり、他人事とは思えなかった。
「チョルコ(撤去)」の大きな文字が未だに目に焼きついている。
明洞に近い、タイルの店が並ぶ通りも、壁面やウインドーには、「チョルコ」の大きな文字が躍っている。
幼稚園児が覚えたての文字を片端から読むが如く、私も目に入る文字を声を出して読み始める。
「チョルコ・・・?」
どの店にもどの店にも、この文字が大きく書かれている。
「何なんだろう・・・」
と、訝しがる私に、ガイドさんが、
「撤去です。 此処も、再開発の予定地なんです」と。
今、韓国の人口は約4.600万人。
そのうち、ソウルに1.000万人。 首都圏をあわせると、韓国全人口の半数がソウル首都圏に住むという。
東京の過密ぶりより、さらに過密なソウル。
だから、その狭い土地ゆえ、見渡す限り高層マンション群が立ち並ぶ。
日本以上に、「格差」は衣・食・住に及んでいるようだ。
ソウルの中央に滔々と流れる大河、「漢江(ハンガン)」。
その河の南、江南(かんなみ)は高級地区。
庶民の手の届かないブテッイクやカフェ・レストランが立ち並ぶ。
東京の広尾や西麻布といった雰囲気だ。
人気スターも、大半はこの地域に住んでいるとか・・・。
今回、「ヨン様命」の友人が一緒だったから、彼がプロデュースした「キッチン・ゴリラ」というイタリアンの店でランチを食べた。
牛肉のカルパッチョのサラダ兼前菜と、魚介たっぷりのパスタ。
そして食後に大きめのカップのアメリカン・コーヒー。
明洞で食べたら、きっと半分の値段だろう。
客筋も、明らかに日本人を含めた観光客。
韓国人は・・・というと、地元でもエリートとされている企業の人か、お金持ちのお嬢様方だ。
身につけてるファッションや雰囲気は明らかに南大門市場や東大門の庶民とは違っている。
日本語を上手に操るガイドさんが言うには
「皆、就職が少しでも他人より有利になる為に、真剣に勉強してる」と。
タクシーの運転手さん然り。 街の店の店員然り。
皆、より上層の生活を夢見て、頑張っているようだ。
生活が掛かっている勉強と、趣味の勉強との差を歴然と示されて、ちょっと、意気消沈の我々なのだけど・・・。
韓国にも有名企業が多いから、御曹司もかなり居る。
ドラマや映画の世界と同じように、「玉の輿」の話も多いようだ。
今、ソウルでもっともトレンディなのが「登山」だそうだ。
余り、高い山が無い韓国だが、ちょっと高い山での、「愛の出会い」があるそうで、妙齢の娘を持つ親は、
「あんた! 登山でもして来なさいよ!」
が、笑い話になって居るとか・・・。
日本と同じに、資源のあまり無い国の悲哀が、学歴競争を生んでる背景なのか・・・と、ちょっぴり、他人事とは思えなかった。
「チョルコ(撤去)」の大きな文字が未だに目に焼きついている。
コメント
実際にも「玉の輿」の話が多いでしょうか
「愛の出会い」ですね、なら、ちょっと高い山はいつも賑やかでしょうね
実際、南山(ナムサン)という小高い山(ソウルタワーの或る場所)はウォーキングの場所にもなって居るのですが、服装がちゃんとウォーキング用ファッションなんです。
ドラマの中のシーンみたいで驚きました。
「私の名前はキム・サンスン」(2005)のドラマの1シーンでも、山頂で愛が芽生えましたっけ。(笑)
ちょっと驚きました、ふふ