都会の真ん中で森林浴！

2008年6月20日コメント (2)

狭い狭いと言われている東京も、知らないところが沢山ある。
最近、月一の割合で、友人と「東京散策」をしている。

今回は、【神楽坂】。
友人は、昔、学生時代に来たことはあったけれど、その変貌振りに驚いていた。
二宮君の「拝啓　父上様」のドラマ放映中は凄い混みようだったけれど、今は・・・と、心配していたが、ガイドブック片手の観光客がまだまだ居ることに、ちょっと安心。

お目当ての、「○葉」のバラ寿司。　何時食べても、味と素材のよさに感心する。
散策のあとは、別腹の「紀の○」での甘味。
上品な甘みの爽やかな品だ。

大阪生まれの彼女は、東京生活が生まれ育ったところより長くなったというのに、お膝元の「皇居」には行ったことが無いと言う。

「地下鉄で2駅くらいだけど、歩ける〜？」

との私の問いに、

「大丈夫！　足は強い方だから・・・」

JRの飯田橋駅から、南に足を進める。

「警察病院も移転だね〜」
(この4月、中野に移転されたので、がらんどうの病院は何処か寒々しく感じた）

「近くの東○医大には、よく、小さかった息子を連れてきたわ・・・」

7年前に事故で息子さんを亡くされた彼女。　しんみりと懐かしそうに周りを見渡す。

足が疲れたな〜と、感じた頃、皇居の東御苑の森が近づいてきた。

平河門の入り口で、鑑札ならぬバッジを受け取る。　無料だ。
苑内はまるで別天地。　苔むした大きな石が詰まれたお堀の傍の石垣には、先人の知恵を感じる。

「うまく積まれてるね〜。　地震でも崩れないんだろうね〜」

白鷺城、大阪城、松本城に行ったことがあると言う彼女。
天守閣こそ無かったものの、江戸城の規模の大きさには言葉も出ないようだった。

それにしても、緑が多い。　とても、都会のど真ん中とは想像もつかない。

「不思議なんだよね〜。　木々の葉っぱが綺麗だね〜。　つやつやしてる」

「排気ガスに汚染されてないものね〜」

気がつくと、喉が余り強くなく、咳き込んでいた彼女の咳がピタリと止まっている。

「不思議〜！」

1時間ばかりの散策後、

「大都会に戻ろうね〜」

と、タイムスリップを。
いつもの車の流れに、ちょっとホッとする。

「東京って、知らないところが一杯よ〜」

「じゃ〜、今度は、深川の門前仲町にしようか〜。　夏は暑いから、秋にしようね〜」

「うん！　深川丼、好きだよ〜♪」

と、9月の再会を約束して、散会となった。

7月には、大阪と奈良のメル友さんが上京なさると言う。
又、東京をご案内しなければ・・・。
何処か行きたい場所があるだろうか・・・。
東京生まれの東京育ちの私でも、知らない東京が一杯あって、ワクワクしている。