あの日の指輪を待つきみへ (英米加合作映画)
2008年7月31日 映画 コメント (2)「映画、見に行きましょう!」
急に誘われて行ったから、どんな映画なのか、下準備も全く無し。
で、映画館に着いて驚いた。
平日の朝一番だと言うのに、窓口にはかなりの人の数。
座席もほぼ満員状態。 映画を見る人が増えたのか、それとも、この作品が素晴らしく呼び声が高い所為なのか・・・。
50年前の戦争前の日々と、戦後の現代の日々と、アメリカとアイルランドと、時間も場所も交互に場面は変わるから、内容の把握にはちょっと時間を有した。
50年前、青春の時代を謳歌していた4人の男女。
美しいエセル・アンと、テディ、ジャック、チャックの空軍学校の若者達。
愛・友情・戦争をキーワードに物語りは進められている。
何でも、墜落したアメリカ兵の結婚指輪が最近、発見されたそうで、この実話を基に、シャリー・マクレーンという大女優のため(?)に作られた映画だそうな。
「アパートの鍵貸します」で光り輝いていた往年の女優さん。
確かに、老いは目立つものの、演技力は「さすが〜!」と、思わせる。
若き日のエセル・アンを演じていた女優さんとの対比が見事だ。
生き生きと人生を送っていたエセル・アンが、最愛のテディの戦死によって、投げやりの生活に身を置いてしまう。
長年連れ添った主人(テディの友人のチャック)の葬儀にも参列せず、
「自分の生涯は21歳の時に終わっている」
とまで、言い出す。
その傍らには、一番の理解者のジャックが・・・。
お互いに惹かれあったエセル・アンとテディ。
周囲の反対を押し切って、友人達の力を借りて、二人は結婚。
テデイの指には、「テディ&エセル・アン」と刻まれた指輪がはめられる。
戦争に飛び立つ時、テディは友人のチャックに、もしもの時はエセル・アンの面倒を見てくれ・・・と、頼んで出撃する。
女遊びが絶えない、浮気モノのジャックには頼まずに。
ジャックの真の気持ちも理解せず・・・。
否、ジャックの気持ちを知っていたからこそ、あえて、別の一人に頼んだのか・・・。
若き日のジャックを演じて居るのは、グレゴリー・スミス。
カナダで期待されている若手俳優だそうな。
エセル・アンを見つめる彼の涙目を、周囲の者はどうして気付かなかったのだろうか・・・。
(私なら、胸キュンで分かるのに・・・)
老いてからのジャックはクリストファー・ブラマー。
どこかで見た顔だと思っていたら、「サウンド・ミュージック」の大佐だった。
慈愛の満ちた優しい眼で、常に、エセル・アンを見守り続けている。
指輪の見つかった、最愛の人テディの最終の地へ赴くエセル・アン。
迎えに行くのは、ジャックしか居ない・・・と、エセル・アンの娘に諭され、ジャックも秘めていた胸の内をさらけ出し、紛争最中のアイルランドへ彼女を迎えに行くことに。
最愛のテディとの約束の指輪。 墜落したテディの臨終の言葉、「自由になれ!」を、50年経って知らされた彼ら。
二人だって、薄々は惹かれあっていたこと、分かっていたのでは・・・と信じたい。
亡くなった人には可哀想だけど、時代に関係なく、「恋」は何度でも起こると信じたい。
何時までも、テディのことを引きずるエセル・アンに、
「テディ、テディ、テディ・・・か!」
と、苦笑いするジャック。
老いた二人に「幸あれ!」と、祈らずには居られない思いだった。
急に誘われて行ったから、どんな映画なのか、下準備も全く無し。
で、映画館に着いて驚いた。
平日の朝一番だと言うのに、窓口にはかなりの人の数。
座席もほぼ満員状態。 映画を見る人が増えたのか、それとも、この作品が素晴らしく呼び声が高い所為なのか・・・。
50年前の戦争前の日々と、戦後の現代の日々と、アメリカとアイルランドと、時間も場所も交互に場面は変わるから、内容の把握にはちょっと時間を有した。
50年前、青春の時代を謳歌していた4人の男女。
美しいエセル・アンと、テディ、ジャック、チャックの空軍学校の若者達。
愛・友情・戦争をキーワードに物語りは進められている。
何でも、墜落したアメリカ兵の結婚指輪が最近、発見されたそうで、この実話を基に、シャリー・マクレーンという大女優のため(?)に作られた映画だそうな。
「アパートの鍵貸します」で光り輝いていた往年の女優さん。
確かに、老いは目立つものの、演技力は「さすが〜!」と、思わせる。
若き日のエセル・アンを演じていた女優さんとの対比が見事だ。
生き生きと人生を送っていたエセル・アンが、最愛のテディの戦死によって、投げやりの生活に身を置いてしまう。
長年連れ添った主人(テディの友人のチャック)の葬儀にも参列せず、
「自分の生涯は21歳の時に終わっている」
とまで、言い出す。
その傍らには、一番の理解者のジャックが・・・。
お互いに惹かれあったエセル・アンとテディ。
周囲の反対を押し切って、友人達の力を借りて、二人は結婚。
テデイの指には、「テディ&エセル・アン」と刻まれた指輪がはめられる。
戦争に飛び立つ時、テディは友人のチャックに、もしもの時はエセル・アンの面倒を見てくれ・・・と、頼んで出撃する。
女遊びが絶えない、浮気モノのジャックには頼まずに。
ジャックの真の気持ちも理解せず・・・。
否、ジャックの気持ちを知っていたからこそ、あえて、別の一人に頼んだのか・・・。
若き日のジャックを演じて居るのは、グレゴリー・スミス。
カナダで期待されている若手俳優だそうな。
エセル・アンを見つめる彼の涙目を、周囲の者はどうして気付かなかったのだろうか・・・。
(私なら、胸キュンで分かるのに・・・)
老いてからのジャックはクリストファー・ブラマー。
どこかで見た顔だと思っていたら、「サウンド・ミュージック」の大佐だった。
慈愛の満ちた優しい眼で、常に、エセル・アンを見守り続けている。
指輪の見つかった、最愛の人テディの最終の地へ赴くエセル・アン。
迎えに行くのは、ジャックしか居ない・・・と、エセル・アンの娘に諭され、ジャックも秘めていた胸の内をさらけ出し、紛争最中のアイルランドへ彼女を迎えに行くことに。
最愛のテディとの約束の指輪。 墜落したテディの臨終の言葉、「自由になれ!」を、50年経って知らされた彼ら。
二人だって、薄々は惹かれあっていたこと、分かっていたのでは・・・と信じたい。
亡くなった人には可哀想だけど、時代に関係なく、「恋」は何度でも起こると信じたい。
何時までも、テディのことを引きずるエセル・アンに、
「テディ、テディ、テディ・・・か!」
と、苦笑いするジャック。
老いた二人に「幸あれ!」と、祈らずには居られない思いだった。
コメント
先日の朝日新聞のあるコラムで
下記のような文章を読んだことがあります、世界報道写真展で大賞に選ばれた写真です。
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今年の大賞に選ばれたのは、アフガニスタンでの一枚だ。壕(ごう)で休む1人の若い米兵をとらえた。土にまみれ、憔悴(しょうすい)しきった目がうつろにレンズを見つめている。左手薬指の指輪のような光が、この若者の家族や故郷を、見る者に想像させる。
勿論、実話に基づいた映画だそうですが、指輪を媒体に大きく膨らませていると思います。
世界中に、似たような話は沢山有ることでしょう。
それにしても、人間は愚かですね〜。
この地球上、戦いの無いところは無いのですから・・・。
哀しいです!