On Air (韓国ドラマ)
2008年9月20日 TV
韓流ブームの火付け役ともいえる【冬のソナタ】で、ペ・ヨンジュンのライバル役だったパク・ヨンハ。
5年もの時を経て、満を持しての久々のドラマが、【オン・エアー】の新進監督の役。
「うたばん」などで、日本では歌手としての知名度の方が高いが、なかなか素直な演技で私は好きな俳優だ。
この【オン・エアー】、芸能界・放送界の姿を描いて、視聴者の興味を誘う。
視聴率と言う数字と資金面でのスポンサー、芸能プロダクションとの葛藤は、お国の違いこそあれ、日本も似ているんだろうなぁ~と、面白かった。
大して演技力も無いくせに、「CF女王」、「国民の妖精」と祭り上げられてる高慢な女優。
トレンディドラマ専門で、「視聴率製造機」「興行不敗神話」とのりに乗ってる、可愛いけれど我侭な放送作家。
お抱えの俳優の為なら、何度でも土下座も厭わない敏腕マネージャー。
寡黙なゆえに、お高いと見られ、先輩からも疎まれている、高潔な若き新進の監督。
この男女4人が織り成すドラマだが、お定まりのドロドロも無く、実に爽やかだった。
顔が赤らむほどの、陳腐な台詞オンリーだった作家に、初めて高尚なシナリオを書かせようとする新米監督。
演技力の無い女優が自分の代表作にしたいと思わせるような作品に、皆の力が結集する。
一つの作品を作るまでに、どれだけの影の力が居るものか・・・。
ラストのクレジットに出てくる人の名前を見ても、その膨大な人数が分かろうと言うものだ。
よく、「黒澤組」とか、「森田組」と呼ばれる所以が分かったように思えた。
「私の作家」「私の女優」「私のスタッフ」
自分を取り巻く人を大事にしている、若き監督。
離婚して、一人息子を宝物のように愛しんでる女流作家。 我侭な面はあるけれど、子供のように純粋で、可愛く涙もろい人だ。
数え切れないほどの監督との意見の違いから来る喧嘩。
ある日、す~っと、心に入り込んできて「ときめき」を持つが、若い監督のせっかちとも言う押しに、
「いい夢を見させてもらった。 このときめきも、今日で最後にしよう。 明日からは、作家でもなく、女でもなく、息子の母親に戻ろう・・・」
と、自分の感情を押し込んでしまう年上の作家。
私の大好きなソン・ユナ(ホテリアー)が切なく、演じている。
彼女は喋りがいい。 時に、幼い少女のように、時に、理路整然と大人の女性の自信溢れる喋りに、演技力のある人なのだと思った。
無機質な図書館の本棚の通路に、監督と作家の二人が腰を下ろす。
「30分あるから、肩を貸すよ!」
と言う監督の肩にもたれて、疲れを取る作家。
このシーンは何度見ても印象に残っている。
そして、シナリオを製作中はお花見も出来ないと嘆く作家に、タイトルバックを撮るために、さくらの花満開の場所に連れ出す監督。
夜、ひとり、人気の無い廃線の線路の上を歩く作家の足元を、一筋の灯りが・・・。
見ると、監督の手には懐中電灯が・・・。
夜桜の美しさ、儚さは一幅の絵のようだ。
そして、私の好きなハッピー・エンドに終わり、満足満足!
5年もの時を経て、満を持しての久々のドラマが、【オン・エアー】の新進監督の役。
「うたばん」などで、日本では歌手としての知名度の方が高いが、なかなか素直な演技で私は好きな俳優だ。
この【オン・エアー】、芸能界・放送界の姿を描いて、視聴者の興味を誘う。
視聴率と言う数字と資金面でのスポンサー、芸能プロダクションとの葛藤は、お国の違いこそあれ、日本も似ているんだろうなぁ~と、面白かった。
大して演技力も無いくせに、「CF女王」、「国民の妖精」と祭り上げられてる高慢な女優。
トレンディドラマ専門で、「視聴率製造機」「興行不敗神話」とのりに乗ってる、可愛いけれど我侭な放送作家。
お抱えの俳優の為なら、何度でも土下座も厭わない敏腕マネージャー。
寡黙なゆえに、お高いと見られ、先輩からも疎まれている、高潔な若き新進の監督。
この男女4人が織り成すドラマだが、お定まりのドロドロも無く、実に爽やかだった。
顔が赤らむほどの、陳腐な台詞オンリーだった作家に、初めて高尚なシナリオを書かせようとする新米監督。
演技力の無い女優が自分の代表作にしたいと思わせるような作品に、皆の力が結集する。
一つの作品を作るまでに、どれだけの影の力が居るものか・・・。
ラストのクレジットに出てくる人の名前を見ても、その膨大な人数が分かろうと言うものだ。
よく、「黒澤組」とか、「森田組」と呼ばれる所以が分かったように思えた。
「私の作家」「私の女優」「私のスタッフ」
自分を取り巻く人を大事にしている、若き監督。
離婚して、一人息子を宝物のように愛しんでる女流作家。 我侭な面はあるけれど、子供のように純粋で、可愛く涙もろい人だ。
数え切れないほどの監督との意見の違いから来る喧嘩。
ある日、す~っと、心に入り込んできて「ときめき」を持つが、若い監督のせっかちとも言う押しに、
「いい夢を見させてもらった。 このときめきも、今日で最後にしよう。 明日からは、作家でもなく、女でもなく、息子の母親に戻ろう・・・」
と、自分の感情を押し込んでしまう年上の作家。
私の大好きなソン・ユナ(ホテリアー)が切なく、演じている。
彼女は喋りがいい。 時に、幼い少女のように、時に、理路整然と大人の女性の自信溢れる喋りに、演技力のある人なのだと思った。
無機質な図書館の本棚の通路に、監督と作家の二人が腰を下ろす。
「30分あるから、肩を貸すよ!」
と言う監督の肩にもたれて、疲れを取る作家。
このシーンは何度見ても印象に残っている。
そして、シナリオを製作中はお花見も出来ないと嘆く作家に、タイトルバックを撮るために、さくらの花満開の場所に連れ出す監督。
夜、ひとり、人気の無い廃線の線路の上を歩く作家の足元を、一筋の灯りが・・・。
見ると、監督の手には懐中電灯が・・・。
夜桜の美しさ、儚さは一幅の絵のようだ。
そして、私の好きなハッピー・エンドに終わり、満足満足!
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