数年前に、我が家の古いTVも「地デジ」対応とかの工事(?)を終了し、衛星放送もBSも見れるようになっていた。
だのに・・・。 
器械音痴の私は、宝の持ち腐れ(?)のように、一向に操作が面倒なこともあって、見ずじまいであった。

それが、このところ、毎週、土曜日になると、30分も前からTVの前にスタンバイ。
一連の操作もそつなくこなし(当たり前のことだけど、一人で出来ることが嬉しい)TVの世界に没頭する。


昔、欠かさず見ていた、【刑事コロンボ】だ。
今まで、放映されなかったシリーズもするとの事。 凄く楽しみだ。

それにしても、人間の思い入れと言うのは、可笑しなものだ。
初め、コロンボの吹き替えを聞いた時、妙な違和感を感じた。
何故か、コロンボの声がイメージに合わないのだ。
訝しがる私に、

「小池朝雄が亡くなって、石田太郎に変わったから、そう感じるのでは~?」

と、息子に言われたけど・・・。
何のことは無い。 その声は、正真正銘、小池朝雄の吹き替えだった。
後年の石田太郎の吹き替えの方に、馴染んでしまった結果なのか。
人間の耳ほど当てにならないものは無い・・・と、ちょっとショックだった。


TVシリーズの方は、小池さんの吹き替えだとすると、新作ではなく、初期の作品だろう。
今現在、「認知症」と言う病に倒れたピーター・フォーク。
若き日、彼が活躍した作品を見ながら、人の無常を思い知る。

この【刑事コロンボ】は、【古畑任三郎】と同じく、初めから犯人がわかっているドラマだ。
犯人役を、多彩なゲストが演じるのも魅力の一つである。
見る方は、犯人探しの推理をするのではなく、何時、コロンボが犯人に目星をつけるか・・・が見所となってくる。


昨晩の「指輪の爪あと」は被害者の顔に残された、切り傷がキーポイントだった。
ぼろぼろのコートと中古の車。(一応、プジョーと言う外車だそうな)
外見からは、想像もできない緻密な頭脳。
犯人は、頭も力も、彼の意のままに動かすことの出来る組織をも持った、敏腕な探偵(元刑事)だ。
NHKだから、CMも入らず、息を抜く間もない1時間15分のドラマだった。

来週も、警察内の上司が犯人だとか・・・。
部下のコロンボが、どう立ち向かうだろうか・・・。

楽しみだ!


コメント

せきやん
2009年1月11日7:41

「プジョー」だったんですね。
声優の変遷は勉強になりました。

コロンボの飼ってる犬はバセット・ハウンド犬
名前はつけられていない?。が「ドッグ」と呼んでいる。

犬の年齢は一年で18歳。以後一年毎に4歳半を加える。
たとえば生後5年の犬は人間で言うなら36歳で、生後10年の犬は58歳半となる。「ドッグ」はなんさい?

愛読書であった「のらくろ」は二等卒として猛犬連隊に入隊、大尉まで出世した。
、戦争末期になって依願免官し大陸で金鉱探し。
帰国してから旅館の番頭。
その後、探偵。・・コロンボ犬?

江戸時代まで犬の鳴き声は「わんわん」ではなく「びよびよ」。
平安時代の「大鏡も「ひよ」、当時は濁点などが無かったために当時から「犬の鳴き声はびよびよ」だったらしい。

偉人大西郷。連れていた愛犬は「ツン」
メスの薩摩犬。
上野の小山の銅像は、制作した時にオス犬をモデルにしたため、銅像の犬はオス。

権力の犬は爺の毛嫌いのへそ曲がりの性格の矜持。
総てがコロンボの鋭さはなくヨレヨレのコートみたい。

アミ
2009年1月11日10:12

☆せきやんさん!

そうでした、そうでした!
犬が居ましたね~。 コロンボに似つかわしい(?)よぼよぼの犬でした。
この作品、演出する人が凄い顔ぶれなんですよ。
第一回目も有名な監督でした。
地味な作品なのに、かなり、お金、使ってるんですね~。
ドラマも、ただ見るだけでなく、裏を考えるとなかなか、面白く見れます。

犬のことは、知りませんでした。 我が家のネコも同じ歳の取り方なんでしょうか。
中年のネコに、赤ちゃん言葉で喋りかけてました。(笑)

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