勿体無くて使えない！
2009年7月26日 エッセイ コメント (4)
懐メロに近い、日本の【抒情歌】だ。
その中に、大橋節夫氏の「くつかけの道（？）」とかが入っていて、ハワイアンとはまた違った魅力に魅了されたようだ。
次男坊が置いていったヘッドホンを、ちゃっかり借用して悦に入っている。
それを見た長男が、仕事帰りに家電店より、主人専用のヘッドホンを買って来た。
「凄いぞ！ 綺麗な音が聴こえて来る！」
主人はニコニコ顔だ。
今まで、イヤホンと言えば、耳にさす小さなものしか経験が無い昔人間だから、若者のような姿に、自分で酔ってるのかも知れなかった。（笑）
「お前も聞いて見ろや！」
主人に渡され、耳に流れてくる音に、私もびっくり！
「これで、徳永さんを聴いたら素敵でしょうね～♪」
「うん！ 貸してやるよ！」
ところが、あくる日の夕方、長男は、同じものを私にも求めてきてくれた。
「嬉しい！ 払うよ、いくら～？」
と訊いた私に、
「いつも、ご馳走になってるからいいよ。 プレゼントするよ！」
思えば、この息子には、
「出世払いだからね！」
と、どれだけの資金（？）を注ぎ込んできたものか・・・。
音楽学校在学中は、歌の試験の度に、タキシードを着用。
普段に着る事も出来ないタキシードを、2着も作ってしまった。
楽器類に始まって、ずいぶんと長男には出資（？）してきたものだ。
親が払うのが当たり前のように思っていたのに、やっと、息子は自立しだしたようだ。
金額にすれば、然程でもないヘッドホンだろうが、私には勿体無くて、いまだ封は切らずに居る。
さぁ～、今夜あたり、封切りは誰を聴こうか・・・。 楽しみだ～♪
コメント
素敵な息子さんですね！
音楽学校を出ていらっしゃるののですもの、選んだヘッドホンの音質も、とても良いはず。
それにしても、息子さんの才能を認め、音楽を学ぶことを応援なさった、アミさんとご主人。
理解があって、素晴らしいなあと思います。いろいろな社会のプレッシャーの中、そう簡単に出来ることでは無いですから。
お金の出方は激しそうな感じですが、何より親を思ってる息子さんの行動が素敵じゃないですか。
小さい頃から音楽が好きで、8歳からクラシックギターを習ってました。
体に比して大きいギターケースを持って、先生のところに親子共々、楽しく通いました。
【絶対音感】はあるようですが、音楽の道で食べていくのは至難の業。
今は、全く違う職業につき、趣味として続けてるようです。
【出世払い】も夢と消えました。（笑）
はい！ 宝物です。（笑）
音楽はお金がかかりますね～。
同期の友人たちも、皆、音楽とは無縁の世界に行った様で・・・。
「ステージママ」になるほどの情熱も無く・・・。（笑）
平凡な暮らしです。
一緒に生活してる所為か、始終、口喧嘩は絶えませんけれど。