先日、実母のお墓参りに行った時、「線香立て」が気になった。
昔風の線香立ては、溝の中に、燃え残りの線香が残ってしまい、はなはだ不便であった。
父の生存中から、今流の網の上に載せる形の線香立てに変えたかったが、

「このままでよい!」

と言う、頑固(?)な父の一言で、いつも見送られていた。

仏事のことは、普段は余り、いじらない方が良いとされているが、母の命日に変えるのだから構わないだろう・・・と、妹に相談。

「相場が全く分からないけれど、何百万円もするわけではないし、変えよう・・・!」

と、早速、石材店に相談した。

石材店が言うには、我が家の墓石に見合った「線香立て」は4万円。
ついでに、古くなった「花入れ」もステンレス製で1万円。
工賃・手間賃込みで、計5万円。
高いのか、安いのか、皆目分からないけれど、綺麗になって、なんとなく嬉しい!

親のやることを見ていた息子。
お墓を守っていく大変さを、少し、感じたようだ。
只、お墓参りに来るだけでは済まないと言うことを。
寺との付き合いも、息子には負担に感じるようだ。

今、子供たちが減少してる社会で、お寺との付き合いも変わっていくことだろう。
私たちはいったい、何処に祀られるだろうか・・・。
お寺のあり方も変化してきてるし、いったい、どう変化するのか、ちょっと不安にも感じた母の命日だった。

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