もう、この世に居ないと分かっているのに・・・。
まだ、ウジウジと彼女からのメールを眺めている私。
消えないようにしっかり、鍵(保存)までかけて・・・。


亡くなって一週間経って、思い切って彼女にメールを出した。
しばらくは携帯はそのままにしておく・・・とのご主人の言葉を思い出したのだ。


「ちゃんとご飯を食べてますか・・・?」

「ちゃんと休んでますか・・・?」

何気なく、さり気なく・・・。

      ・・・・・・

しばらくしたら、私の携帯に彼女の名前が・・・。
ご主人から返信メールが届いたのだ。


「銀行や役所などの手続きで、忙しくしています。」

と、近況報告の後、

「メール、嬉しかったです。有難う!」

と。
私も嬉しかった。
彼女の変わりは到底出来ないけれど、大事な人を亡くした痛みは共有できる。
少しでも、お互いに慰めになれば・・・と。

でも、これって、【諸刃の剣】だと言うこと、過去の苦い経験で学習済みの私。
注意しないと・・・。


8年前に、息子と同級生だった人が急死した。
彼のお母さんとは、凄く仲良しだったので、私は頻繁にお参りに行った。
初めのうちこそ、有難がっていた彼女が、徐々に哀しそうな顔をし始めた。
仲良しゆえに、辛かったのだろう。
私は、あえて、1年間、彼女と連絡を絶った。

後になって、そうしたことが彼女の気持ちに良かったことを知った。
彼女とは、今では、前よりも親しく付き合える仲になった。

今回も同じこと。
ご主人にとって、亡くなった友人と親しかった私は、今はいいけれど、そのうちに辛く感じることもあるかもしれない。
今しばらく、そっとしておいた方がご主人の為には賢明なことかも・・・。
かと言って、忘れたわけではないし・・・。

不器用な私には、上手に生きていくことはなかなか難しい。(苦笑)


コメント

まひる
まひる
2010年3月27日22:40

わたしも・・・彼女からのメールを消せずにいます。そして、彼女のブログもHPサイトも、そのままになっていて、時折アドレスを入力してぼんやりと眺めています。
メールを送ることは流石にしていないですが、お彼岸だし、何かをお送りしようか、とかついつい考えてしまいます。

ただ、ダンナ様をなくした奥様ならともかく、奥様をなくしたダンナ様というのはシゴトもあって、お忙しくていらっしゃったら、荷物を受け取ることすら大変なんじゃないかと、躊躇してとどまっています。
本当は、どうすればいいのか、ちょっと判りかねています・・・。難しいです。

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年3月28日0:32

 ご家族を遺して逝かれたかたには、また別の気遣いが必要なのですね。
 知人は肉親の縁の薄い人で、ほぼ天涯孤独なままに亡くなりましたので、友人知人で遺品の整理など手分けしての作業で、ある意味、気がらくといえばらくなんですね。

アミ
2010年3月28日6:37

★まひるさん!

本当に難しい問題です。
善意が善意と捉えられないと、とんでもない話になってしまうので・・・。

彼女のご主人とは、ニックネームで呼べるほどの、家族ぐるみのお付き合いの方でした。
一緒にドライブしたり、お食事もしたりと。
ですから、つい、メールを送信してしまったのですが。

「善意の押し付け」は過去に痛い思いを経験済みですので、ちょっと要注意かなとも。
頭を悩ましています。

アミ
2010年3月28日6:39

★桐木りすさん!

りすさんは、偉いことをさらりとしているのですね~。
身寄りの無い方の面倒を見ているなんて・・・。
頭が下がります。

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