万(よろず)の蕎麦屋
2010年4月19日 エッセイ コメント (4)
休日の散歩には家族全員が一緒に行くと言う。
折角のオフなのに、母親を気遣っての申し出が嬉しく、朝の散歩の
時間をずらして待っていたのだが・・・。
待てど暮らせど、息子夫婦は起きて来ない。
定刻の時間に起きなくても良いと言う休日は、さぞや至福の時だろう。
10時頃まで待っていたが、痺れを切らし、主人と散歩に出かけた。
主人と一緒だと、いつものコースとはちょっと違っていて、もの珍しい所為か、脚の運びも快適だ。
妙正寺川沿いのしだれ桜も盛りを過ぎたのか、人の流れもまばらだ。
つい何日か前までは、カメラ片手の人で賑わっていたのに・・・。
住宅街の一隅に、小奇麗な図書館を見つけた。
最近は、こうしたコンパクトな公共施設があちらこちらに出来て、住民を和ませている。
もっと、利用しなくては・・・。
同じ区内と言っても、西武新宿線寄りのこの一帯は閑静な住宅地だ。
特に、「展示場」かと見紛う程の立派な邸宅が並ぶ地域は圧巻だ。
ビルトインの駐車場は勿論、庭園も綺麗に整備されている。
大きな家に掛けられた表札を見て、
「見て! 見て! 同じ名前だから、息子夫婦と二世帯だね!」
「こちらは違う名前だから、娘夫婦との二世帯だね!」
と、暢気な老年夫婦は勝手なことを言いながら歩いている。
それぞれのお庭の花も綺麗だし、家の形を見ながら歩くのは楽しい。
そろそろ、お腹もすいてきたし・・・と、立ち寄った踏み切り近くの蕎麦屋さん。
暖簾が出たか出ないかの一番乗りで入った。
主人は、外食は余り好まない人だが、こと、蕎麦屋さんとお寿司屋さんは例外だ。(笑)
店内に入り、注文した「天ぷら蕎麦」が出来るまでの間、店内に掲げられたメニューを見て驚いた。
何と、日本蕎麦屋のはずが、餃子、チャーハン、ラーメン、うな丼、おでん、など、まぁ~、雑多なお品書きだ。
「まずったな! こんなに万な蕎麦屋は失敗だったかもなぁ~」
と、主人がつぶやいた。
ところが、出てきた品は、海老はからりと揚がっていたし、かまぼこは肉厚に切れてるし、ほうれん草、人参と野菜も上々。
汁はちょっと濃い目に見えたけれど、味はどうしてどうして、なかなかのものだった。
思わず、二人で目を合わせ、ニンマリと。
「あたりだね!」(笑)
爽やかな一日、大いに散歩を楽しんだ。
折角のオフなのに、母親を気遣っての申し出が嬉しく、朝の散歩の
時間をずらして待っていたのだが・・・。
待てど暮らせど、息子夫婦は起きて来ない。
定刻の時間に起きなくても良いと言う休日は、さぞや至福の時だろう。
10時頃まで待っていたが、痺れを切らし、主人と散歩に出かけた。
主人と一緒だと、いつものコースとはちょっと違っていて、もの珍しい所為か、脚の運びも快適だ。
妙正寺川沿いのしだれ桜も盛りを過ぎたのか、人の流れもまばらだ。
つい何日か前までは、カメラ片手の人で賑わっていたのに・・・。
住宅街の一隅に、小奇麗な図書館を見つけた。
最近は、こうしたコンパクトな公共施設があちらこちらに出来て、住民を和ませている。
もっと、利用しなくては・・・。
同じ区内と言っても、西武新宿線寄りのこの一帯は閑静な住宅地だ。
特に、「展示場」かと見紛う程の立派な邸宅が並ぶ地域は圧巻だ。
ビルトインの駐車場は勿論、庭園も綺麗に整備されている。
大きな家に掛けられた表札を見て、
「見て! 見て! 同じ名前だから、息子夫婦と二世帯だね!」
「こちらは違う名前だから、娘夫婦との二世帯だね!」
と、暢気な老年夫婦は勝手なことを言いながら歩いている。
それぞれのお庭の花も綺麗だし、家の形を見ながら歩くのは楽しい。
そろそろ、お腹もすいてきたし・・・と、立ち寄った踏み切り近くの蕎麦屋さん。
暖簾が出たか出ないかの一番乗りで入った。
主人は、外食は余り好まない人だが、こと、蕎麦屋さんとお寿司屋さんは例外だ。(笑)
店内に入り、注文した「天ぷら蕎麦」が出来るまでの間、店内に掲げられたメニューを見て驚いた。
何と、日本蕎麦屋のはずが、餃子、チャーハン、ラーメン、うな丼、おでん、など、まぁ~、雑多なお品書きだ。
「まずったな! こんなに万な蕎麦屋は失敗だったかもなぁ~」
と、主人がつぶやいた。
ところが、出てきた品は、海老はからりと揚がっていたし、かまぼこは肉厚に切れてるし、ほうれん草、人参と野菜も上々。
汁はちょっと濃い目に見えたけれど、味はどうしてどうして、なかなかのものだった。
思わず、二人で目を合わせ、ニンマリと。
「あたりだね!」(笑)
爽やかな一日、大いに散歩を楽しんだ。
コメント
外食すると必ずそこのよりおいしかったか?と思うようになりま
した。透き通るような黄緑色で今作りました! という蕎麦を
ずずず!と勢いよくすすったのを思い出します。
ちなみに子供をつれて家族が増えてから一家で向かったのですけ
ど店がなくなっていました。 ちょっと悲しかったですTT
味と言うのは、記憶に長く残りますね~。
必ず、過去の自分の体験した味と比べてしまいます。
お店屋さんも、一箇所で長く営業を続けていくのは難しいのでしょうか。
移転したり、閉じてしまったり・・・。
何事も厳しい世の中ですね~!
大事にして、足繁く通ってあげてください♪
はい! 大事にします。(笑)
主人は、新しい店にはなかなか入らない人なんですよ。
「空気見知り」と言うか、難しい人なんです。
でも、一度、縁が出来ると、執こいくらい通うんですよ~。(笑)
可笑しいでしょう~?