休日の散歩には家族全員が一緒に行くと言う。
折角のオフなのに、母親を気遣っての申し出が嬉しく、朝の散歩の
時間をずらして待っていたのだが・・・。
待てど暮らせど、息子夫婦は起きて来ない。
定刻の時間に起きなくても良いと言う休日は、さぞや至福の時だろう。
10時頃まで待っていたが、痺れを切らし、主人と散歩に出かけた。

主人と一緒だと、いつものコースとはちょっと違っていて、もの珍しい所為か、脚の運びも快適だ。
妙正寺川沿いのしだれ桜も盛りを過ぎたのか、人の流れもまばらだ。
つい何日か前までは、カメラ片手の人で賑わっていたのに・・・。

住宅街の一隅に、小奇麗な図書館を見つけた。
最近は、こうしたコンパクトな公共施設があちらこちらに出来て、住民を和ませている。
もっと、利用しなくては・・・。

同じ区内と言っても、西武新宿線寄りのこの一帯は閑静な住宅地だ。
特に、「展示場」かと見紛う程の立派な邸宅が並ぶ地域は圧巻だ。
ビルトインの駐車場は勿論、庭園も綺麗に整備されている。
大きな家に掛けられた表札を見て、

「見て! 見て! 同じ名前だから、息子夫婦と二世帯だね!」

「こちらは違う名前だから、娘夫婦との二世帯だね!」

と、暢気な老年夫婦は勝手なことを言いながら歩いている。

それぞれのお庭の花も綺麗だし、家の形を見ながら歩くのは楽しい。
そろそろ、お腹もすいてきたし・・・と、立ち寄った踏み切り近くの蕎麦屋さん。
暖簾が出たか出ないかの一番乗りで入った。

主人は、外食は余り好まない人だが、こと、蕎麦屋さんとお寿司屋さんは例外だ。(笑)
店内に入り、注文した「天ぷら蕎麦」が出来るまでの間、店内に掲げられたメニューを見て驚いた。
何と、日本蕎麦屋のはずが、餃子、チャーハン、ラーメン、うな丼、おでん、など、まぁ~、雑多なお品書きだ。

「まずったな! こんなに万な蕎麦屋は失敗だったかもなぁ~」

と、主人がつぶやいた。

ところが、出てきた品は、海老はからりと揚がっていたし、かまぼこは肉厚に切れてるし、ほうれん草、人参と野菜も上々。
汁はちょっと濃い目に見えたけれど、味はどうしてどうして、なかなかのものだった。
思わず、二人で目を合わせ、ニンマリと。

「あたりだね!」(笑)

爽やかな一日、大いに散歩を楽しんだ。

コメント

マサムネ
2010年4月19日9:42

昔伊豆に住んでいたころうまい蕎麦やがあってそこを食べてから

外食すると必ずそこのよりおいしかったか?と思うようになりま

した。透き通るような黄緑色で今作りました! という蕎麦を

ずずず!と勢いよくすすったのを思い出します。

ちなみに子供をつれて家族が増えてから一家で向かったのですけ

ど店がなくなっていました。 ちょっと悲しかったですTT

アミ
2010年4月19日13:10

★マサムネさん!

味と言うのは、記憶に長く残りますね~。
必ず、過去の自分の体験した味と比べてしまいます。
お店屋さんも、一箇所で長く営業を続けていくのは難しいのでしょうか。
移転したり、閉じてしまったり・・・。
何事も厳しい世の中ですね~!

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年4月20日1:56

 「当たりのお店」を発見した時って、すごく嬉しいですよね~♪

 大事にして、足繁く通ってあげてください♪

アミ
2010年4月20日5:25

★りすさん!

はい! 大事にします。(笑)
主人は、新しい店にはなかなか入らない人なんですよ。
「空気見知り」と言うか、難しい人なんです。
でも、一度、縁が出来ると、執こいくらい通うんですよ~。(笑)
可笑しいでしょう~?

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索