急須には1/3のお湯を！
2010年5月17日 エッセイ コメント (6)
街のお茶屋さんには｢新茶｣の旗がひらめいてる。
何しろ、「お茶｣と名のつくものは、全て好きだから、我が家の
食器棚には茶葉の数も半端でなく多く置いてある。
紅茶は、少し、美味しく淹れられるようになった。
コーヒーも、時によっては、「美味しい！｣という境地に。(笑）
問題は、日本茶だ。
これは、どんなに高級な葉を使っても、お茶屋さんの店頭で試飲するほどの美味しさが感じられない。
淹れ方に問題があるようだ。
葉の量。 お湯の温度。 時間などなど。
先日も、美味しいお茶を頂いた時、思い切って店主に訊いてみた。
「お店で飲むように美味しく淹れられないんですが・・・」
「お湯の量を急須に1/3だけ入れてみてください。」
早速、家に戻り、言われるとおりにやってみた。
お湯の量は少ないから、一杯淹れるのに、何度か同じ動作を続ける。
が、確かに、初め薄かったお茶の色が、徐々に変わってきた。
お湯の温度も適当に冷めてくる。
美味しい！
喉にまろやかな、甘いお茶が通り過ぎた。
お湯を1/3と言うのは、「丁寧に入れなさい」と言う呪文のようなものだと気づいた。
ざっと、いっぺんに入れるのでなく、徐々にソロリソロリ、丁寧に淹れなさいよと言うことだったのだ。
今まで、お湯の温度とか、葉の量のことは教えてくださった店主さんは居たけれど、今回のようなことを話してくれた店主さんは居なかった。
これで、いつでも美味しいお茶が飲める。
幾つになっても、勉強だと嬉しかった。
今年は、天候が不順の所為で、新茶も今ひとつ心配されたが・・・。
美味しい！！
やはり、新茶は美味しかった。(笑）
コメント
うちの姑もお茶を入れるのが上手なんですが、しゃべりながらゆっくり茶器をあたため、のんびり入れるので程よい温度になる、あの所作って体で覚えるものでしょうか。私なんて、お湯が沸いたら早く入れたいのでどうも、まろやかでない苦いお茶になってしまいます。
同じですよ！ 私も。
やはり、お茶は優雅な所作で淹れないと・・・。(笑）
「急須に1/3」も、要は焦らずにゆっくりと・・・という教えなのかもしれませんね。
本当に美味しく飲めますよ～♪
お試しくださいな。
子供の頃、母が朝お茶を入れる時、湯のみにまずお湯を入れ、そのお湯でお茶を
入れてくれた事を思い出しました。
今のように温度調整も出来なかったポット。
朝、沸かしたてでは熱かろうと、母の父に対する思いやりだったのかな～なんて
思ってます。
美味しいお茶を飲むと、ため息が全部出るくらい(笑)落ち着きますよね。
私もお茶大好きです。
＞美味しいお茶を飲むと、ため息が全部出るくらい(笑)落ち着きますよね。
分かります、そのお気持ち。
世の中に、お茶の種類は沢山ありますが、やはり、日本茶が一番でしょう。
散歩の時、民家の植え込みに、お茶の木を見つけました。
｢どうぞ、摘んでください。 美味しいですよ！」
と、書かれていました。
でも、哀しいかな、都会育ちの私です。
摘んだ茶葉をどう処理したらよいか・・・。
やはり、購入したお茶を楽しむしかないようです。(笑）
ご家庭でお茶を揉むのは大変でしょうけど、手軽に天ぷらでどうですか？
中心の若い柔らかい葉を二、三枚ほど摘んで（１芯２葉）、それに天ぷらの衣をつけて揚げるだけです。
緑茶のさわやかな香りが楽しめて、季節を感じられますよ(^^)。
昨日、法事で都下に行ったんですよ。
その時、散策の途中で見かけました。
言われてみれば、中心の若い葉は柔らかそうでした。
義母が、柿の新葉をてんぷらにしたい・・・と言ってたのを想い出しました。