○○になっちゃいますよ!
2010年7月19日 エッセイ コメント (4)
ご近所に住む高齢のおばあちゃま。
見るたびに、体が小さくなっていくのだけれど、頭の方は、どうしてどうして、凄くシッカリとなさっている。
お若い頃から、女手一つで事業を経営されてきた社長さんだけのことはある。
今から20数年前に、越して来られた時のことは、今でもハッキリと覚えている。
リフォームされた際、業者に対する毅然とした態度は、日頃ちゃらんぽらんにお茶を濁してる私に、大きな刺激をあたえたものだ。
その、女丈夫だったおばあちゃまも、寄る年波には勝てず、随分とお年を召された。
毎日、門の前でしゃがみこみ、道行く人を嬉しそうに眺めてる。
誰かしら、声を掛けられるので、楽しみなのだろう。
そんなおばあちゃまを、家の中からお手伝いの小母さんが声を掛ける。
「おばあちゃん! そんなに長いこと、外に出てると体に障りますよ!」
それでも、おばあちゃまは動こうとしない。
業を煮やした小母さんは、必殺の言葉を掛ける。
「こんな暑い中、表に居たら、お馬鹿になっちゃいますよ!」
「・・・・」
「お馬鹿さんしか、外には居ないんですよ!」
たまたま、ガレージで日日草の手入れをしていた主人は、その場から出るに出られず、苦笑しながら、その言葉を聞いていたそうだ。
我が家の主人も、炎天下であろうと、表に出るのが好きだから・・・。(笑)
それ以来、
「お馬鹿になっちゃいますよ!」が夫婦の共通の合言葉として、茶の間を賑わせている。(笑)
見るたびに、体が小さくなっていくのだけれど、頭の方は、どうしてどうして、凄くシッカリとなさっている。
お若い頃から、女手一つで事業を経営されてきた社長さんだけのことはある。
今から20数年前に、越して来られた時のことは、今でもハッキリと覚えている。
リフォームされた際、業者に対する毅然とした態度は、日頃ちゃらんぽらんにお茶を濁してる私に、大きな刺激をあたえたものだ。
その、女丈夫だったおばあちゃまも、寄る年波には勝てず、随分とお年を召された。
毎日、門の前でしゃがみこみ、道行く人を嬉しそうに眺めてる。
誰かしら、声を掛けられるので、楽しみなのだろう。
そんなおばあちゃまを、家の中からお手伝いの小母さんが声を掛ける。
「おばあちゃん! そんなに長いこと、外に出てると体に障りますよ!」
それでも、おばあちゃまは動こうとしない。
業を煮やした小母さんは、必殺の言葉を掛ける。
「こんな暑い中、表に居たら、お馬鹿になっちゃいますよ!」
「・・・・」
「お馬鹿さんしか、外には居ないんですよ!」
たまたま、ガレージで日日草の手入れをしていた主人は、その場から出るに出られず、苦笑しながら、その言葉を聞いていたそうだ。
我が家の主人も、炎天下であろうと、表に出るのが好きだから・・・。(笑)
それ以来、
「お馬鹿になっちゃいますよ!」が夫婦の共通の合言葉として、茶の間を賑わせている。(笑)
コメント
頭はしっかりされているのに、
お手伝いの方から「お馬鹿さん~」なんて言われて何だかお気の毒。
まるで子供に言うみたい・・・。
いつか自分もそんな風にいわれるのかと思うと、ちょっと悲しい。
他に言いようがないのでしょうか。
夫婦の間とか、親子なら笑えますけど・・・。
息子に「ぼ~っとしてたらアホになるよ!」って言いますもん。
関西は、バカよりアホって言います。
バカって言われると、きつく聞こえます。
アホやなあ~って、アホは全然ふつうの響きです。
確かに、「馬鹿」と言う言葉は、きつく聞こえますね~。
でも、今度のお手伝いさんとは、おばあちゃまも相性が良いらしく、素直に聞いてます。
やんわり、「お馬鹿に・・・」と言う言葉の響きが、優しいのです。
関西と関東では、言葉のニュアンスが違いますね~。
怒っているのでもないのに、東京の人の物言いはきつく取られることがあります。
損ですね!(笑)
ハングルを習いたての頃、「パボ」と言う言葉を先生から言われて傷ついたことがありました。
「馬鹿」のことです。 でも、そんなに強い意味でなく、からかってコミュニケーションを取ろうとしたらしいのですが。
「言葉」って、本当に難しいです。
たぶん、
「日射病で頭が煮えちゃいますよ!」という意味です……(^^:)””
(私も子どものころに帽子をかぶらずに遊びに行こうとすると言われたような…… 地方差のある言い回しなんでしょうか?)
納得しました。
桐木りすさん、ありがとうございます。
読解力不足。
なんか、まともに受けちゃって。
おばあさんに自分を重ねてしまって。
アミさん、
私って、はやとちりですね。
ごめんなさいね。