この秋で、点字図書館での「対面朗読」も12年になる。
一応、「守秘義務」があるから、詳しいことは話せないが、本と言うものについて、随分と考えが変わってきた。

対面者の希望の本を、初見で読むわけだから、戸惑うこともある。
生まれて初めて(?)見たような漢字もあって、読めないことも。
難しい地名には、いつも悩まされる。
でも、一番、戸惑うのは、自分とは全く違ったジャンルの本が多いからだ。
いかに、今まで、偏った本ばかり読んで来たのか・・・と、驚かされる。


いつも行く駅前の大型本屋さん。
自分の好みの棚にしか行かなかったのだけれど、最近は、違う棚にも目が行くようになった。
物事に裏表があるように、本も書く人によって、全く視点が正反対だったりして、どちらを信じてよいのか・・・、迷ってしまう。

小説ならば、作者の創造の産物だからと、割り切って読めるが、ノンフィクションものはそうはいかない。
私の知らない、闇の世界(?)があったりして・・・。
なにやら恐ろしい。
検閲されている本なんだから、間違ってはいないだろうし・・・。

言論の自由は認められているけれど、余りに過激な本は読者を混乱させる。
脳のキャパが少ない私には・・・。

ちょっと、混乱している。

コメント

ありす
2010年8月22日14:05

私も思います。本を選ぶって本当にムツカシイです。選書って大変ですよね。先生に言われている事は、とにかくまずいろいろな情報を仕入れて物知りになれ、ということです。知っていれば、その情報をどう判断するか考える力がつくってことですかね。恐れずにいろいろ知っていきたいと思います。

アミ
2010年8月23日5:53

☆ありすさん!

昔、次男坊が高校に入学した時、「三年間で100冊を読もう!」と言うスローガンを国語の先生から頂いてきました。
完読(?)したかどうかは定かではありませんが、若い息子の心に何かしら影響はあったことと思います。
100冊の題名を私も見ましたけれど、見たことも無い本もあって、かなりバラエティに富んでいました。
私も、小さな頃から、本は好きでしたから、かなり読んでると自負してましたが、最近の「対面朗読」で、ちょっと自信が無くなりました。(苦笑)
本当に、難しいです。

nophoto
ららる~♪
2010年8月23日7:55

活字中毒、本好きを自認していた私だけど、読むのはもっぱら小説。趣味の範囲から出ていません。何と偏った読書なんでしょうね。この歳になっていかにものを知らない大人なんだろうと恥ずかしいです。

NHKの「週刊ブックレビュー」は、毎回ゲストがお勧めの本を紹介し、作家が登場。へえ~こんな本があるのかと、未知の分野を知ることが出来て楽しいです。

学生の頃、とにかく乱読。何でもいいからいろんな本を読みなさいと言われました。又、世界の名作からとも・・・。
ありとあらゆる思想が氾濫。新聞やマスコミだって、各社主義主張が違う。ニュースの視点が違う。
言論の自由ってありがたいことです。でもあまりの情報過多の中から、自分で考えていくって難しいですね。ついつい影響を受けそうなので、NHKが落ち着きます。裏も表も知った中で、判断してゆく力、つけたいですね。

アミ
2010年8月23日8:21

☆ららる~♪さん!

自分の目を信じる。 これが大切なのだろうけど、今の世の中、どれが真実なのか・・・、揺れますね。

イランのことも、北朝鮮のことも、一方的に書かれたニュースだけで判断してる私たち。
もしかして、真実は違っているのかも・・・。
そう、考えさせられる本でした。
きっと、自分からは手にしなかった本だろうと思いました。
物事には裏も表もあるのだと。
 
一生、勉強なんですね! のんびり生きたいと思ってましたのに・・・。(苦笑)

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