手抜きとまでは言わないが、材料だけ揃えておけばＯＫという料理は、「楽チン」そのものだろう。（笑）
昔、子供の頃、「寄せ鍋」は凄いご馳走だった。
（今でもそうかも・・・）
牡蠣、たら、海老、ハマグリなど、海産物が目白押し。
魚介類大好き人間の私にしたら、盆と正月が一緒に来たくらいの嬉しさだった。（笑）
母は、「寄せ鍋」には、必ず二つのものを用意した。
手作りの「ポン酢」と「晒し葱」だ。
今でこそ、「ポン酢」は市販のものを使うが、子供の頃は家で作ったものだ。
ミカンを、ぎゅっと絞って、お酢と調味料で味付ける。
まろやかで、自然の甘みと酸っぱさは、今の市販のものには到底出せない味だった。
そして、「晒し葱」。
微塵切りにした葱を水に晒し、布巾で絞ったものだ。
大根おろしと、その薬味と、自家製の「ポン酢」で頂く。
その時の、父母を初め、姉妹の嬉しそうな顔が、今でも浮かんでくるようだ。
そして、牡蠣に関して言うならば、私は宮城産が贔屓だ。
広島産と二つ並んでいると、自然に宮城産を籠に入れている。
こんな狭い日本列島なのに、文化圏は大きく分かれているようで面白い。
新聞に、「饂飩と蕎麦」の食される分布図が載っていた。
中央のの、フォッサマグナで歴然と分かれているそうだ。
今の、発達した流通網の世界では、西も東も無いだろうが、古くからの食文化は、まだ、脈々と根付いているのだろう。
冬到来か・・・と言う「牡蠣鍋」は美味しかった♪
きっと、手を変え品を変え、「鍋料理」が続くことだろう。（笑）
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昔、阿井渉介だか、津村秀介だか忘れたが、「フォッサマグナ」の小説を読んだことがある。
筋や題名すら覚えてないのに、強烈な印象を受けたことは覚えている。
人間の記憶なんて、いい加減なものだ。（笑）
若い頃、研修の為、夏の2ヶ月間を広島で過ごしたことがある。
海で泳いだ時、牡蠣の筏を沢山見た。
私は、生の牡蠣が食べられないので、それで、大粒の広島産が苦手なのかも。
宮城ばかり褒めると、広島の方に悪いから・・・。
牡蠣フライ、広島産、おいしいです！
ちょっと、付け加えないとね～。（笑）
：追記
今、ネットで調べたら、阿井渉介の【大断層の東】と言う本だと判明。
「目下、手に入りません」などと書かれていたら、無性に又、読みたくなって・・・。
何と、アマゾンで1円で売られてるとか。
早速購入。 2～3日後には届くかな・・・♪
コメント
お醤油の違いでしょうか。
先年、九州に旅した時、折角のお刺身が、お醤油の違いで美味しく感じませんでした。
勿体無い！ 次回に行く時は、「My 醤油」を持っていこう・・・と思いました。（笑）
東京の蕎麦は美味しいですよ♪
でも、関西にも少しずつ東京の味が侵攻しつつありますね。こっちの舌が変わってきたのかも知れませんが、大阪の立ち食いうどんが昔ほど美味しくなくなってきた、そんな気がします。
実は、私は「うどん党」でした。
小さい頃から、お蕎麦ばかり食べていましたので、おうどんのシコシコ感がたまらなく魅力でした。
関東にも、紬うどんのように、シコシコしてるうどんもあります。
最近は、流通網が完備した所為か、全国何処でも美味しいものが食べられて、日本人は幸せだと思います。