武士の家計簿

2011年1月14日 映画
今年初めての「映画の友」との新年一発目は【武士の家計簿】。
(【相棒】に続き、今月二回目)
幕末のそろばん侍が映画になったのだ。

剣はからっきし駄目で、融通も利かず、只、真面目で不器用な侍が、
「そろばん」で、加賀藩に仕える。
なかなか、家族思いの猪山直之を境雅人さんが演じる。
奥さんのお駒を仲間由記恵さん。

時代劇だとばかり思っていたけれど、幕末のホームドラマと思ったほうがシックリ行く。
監督は森田芳光氏。 音楽は、どこかで(模倣犯)聴いたことあるな・・・と思ったら、やはり、
大島さんだった。
何処と無く、哀愁を帯びていて、耳に心地よかった。

堺さんの素直な演技が素晴らしく、祖母の草笛光子さん、父母の中村雅俊さんと松坂慶子さん。 岳父の西村雅彦さん。
仲間さんも初々しく、愛らしい。
それぞれがきっちりと自分の役を自然体にこなしていて、気持ちが良かった。

そろばん侍に疑問を持ちつつも、算術と筆を叩き込まれた息子。
後の新政府(明治時代)に貴重な人材として、登用される。
幕府方の加賀藩の出にもかかわらず、厚く嘱目される息子の成之。
敵味方の範疇を超えて、お国のために必要な人材を登用していく新政府。
それに比して、今のお国は・・・。 
一介の婆でさえ、この国の行く末を案じないわけにはいかない、今の現状だ。

ちなみに、この猪山ファミリーのお話。 石川県の加賀藩での実話だそうな。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年7月  >>
293012345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829303112

お気に入り日記の更新

日記内を検索