久しぶりの教室は、202号室。
数年前まで、ハングルを勉強してた部屋だ。
最近のブームを反映してか、定刻前だと言うのに、席はかなり埋まっている。
いつもの私の指定席は、もう、すでに他所の方が座られていた。
数年前、少人数で勉強してたハングルの仲間とは、メンバーも随分と違う。
退職なされた男性人が圧倒的だ。
最高齢は84歳のご婦人とか。
その年齢まで、私も元気に勉強できたら、嬉しいのだが・・・。（笑）
定刻、きっかりに、勢い良く元気な老紳士が入ってこられた。
某大学の教授でいらっしゃる小沢先生だ。
「小沢です！ よろしく・・・」
の簡単な挨拶から始まった【江戸の雑学】。
話があちらこちらに飛んで、本当に楽しい授業だった。
1時間半の授業があっという間に終わってしまい、こんなにも次回が待たれると言うのも珍しいことだ。
徳川家康が構築した江戸の場所は、「川」「台」「谷」だらけの土地だったと言う。
今も、坂が多いのはその所為か・・・。
千代田の江戸城を中心に、鬼門・裏鬼門と、お定まりの話が続くが、何しろ、【雑学】と銘打っているから、長屋の厠の話から、チベットのトイレ事情にまで話は飛んで行く。
護国寺の山門である「音羽」と言う地名は、お城の奥女中であった音羽に、今で言う退職金として下げ渡された土地だったとか。
それを他人に貸して、年金代わりに生計を立てていたのだそうな。
二代将軍秀忠の娘（つまり「お江」の娘）と、加賀百万石の三代目の婚姻により、加賀は外様大名にもかかわらず、明治の代まで百万石を維持出来たのだとか・・・。
近江の井伊家は4人も大老を出してる家系だとか・・・。
ひらがなの「の」の字状に築かれた、江戸城を取り巻く「内曲輪（くるわ）」「外曲輪」の話とか・・・。
その「曲輪」の途中に設けられた数々の門の名前は、未だ健在してる。
（大手門、田安門、平川門など・・・）
吉原の「廓」は、この「曲輪」が語源だとか・・・。
切り絵図の中に実家があった場所が載っているほどの「江戸っ子」である私には、たまらない嬉しい話も多く、至福の時間だった。
小沢先生は、東京都の無料パスを手に、毎日の如く、江戸の町を散策しておられるとか・・・。
私も、後、数年で、そのパスが手に入る。
都バス・都営地下鉄が無料だなんて・・・。
早く、来て欲しいような、欲しくないような・・・。
気持ちは複雑だ！（笑）
コメント
まあ、羨ましいお勉強、ウチのは時代物の小説等が
大好き、江戸時代の地図も買って本と首っ引きで、、、。
雑学！大好き！
無料パスってやっと到達しそうな頃に
きっと一部有料とかになりますよ、きっと(>_
おはようございます♪
【雑学】、面白いですよね～。
歴史の授業も、こんなだったら・・・と、過去の学生時代を思いました。（苦笑）
ＮＨＫの「ブラタモリ」、あんなような授業です。
八丁堀の話も興味深かったです。
東京湾の埋め立てで出来た土地だって、知りませんでした。
身近な話で、楽しいですよ！
無料パス。 もう、5年も延びましたよね～。
老人が多いから致し方ないか・・・とも思いますが、又、延びたら悔しい！（笑）
久保田アナじゃなくて悪かったわね！と妻に言われます。
ニュースを読んでないときの久保田アナはいい感じなんだよ～と妻に触れて回って
いるからいわれたんでしょうね＾＾；
徳川の時代になる前からの、北条氏の城下町。
素敵な小田原にお住まいで羨ましいです。
前に恵み豊かな相模湾を持ち、後ろに山（？）が控える小田原の町は、天然の城砦ですね。
江戸時代、関東の出入り口として、重要なポジションだったこと、偲ばれます。
最近は、どんどん、復元工事が進んでいるようですね。
行くたびに、お城が大きく見えます。（笑）
お城の堀近くの中華やさんの「おこげ」が美味しかったこと、今でも家族の話題に上ります。