「行きたい♪」とリクエストされたところは深大寺。
深大寺は、武蔵野の面影を色濃く残しながら、趣のある門前の茶屋（蕎麦屋）が林立してる、東京近郊の、れっきとした観光地だ。
昨年のNHKの、「ゲゲゲの女房」で、観光客も増えた様子だ。
が、お正月と節分の真ん中と言う時期だから、臨時休業してる店も多く、返って、静かな佇まいの雰囲気に癒された感じがした。
有名なお蕎麦は、やはり美味しい。
ストーブが焚かれた、庭と言うか、部屋と言うか、開放的なテーブルに通されてお蕎麦を頂く。
街のお蕎麦屋さんより、若干高値だけれど、味は良い。
60代の我々二人は、食べてる傍から、参道の茶店で売ってる「蕎麦饅頭」が気になって仕方が無い。（笑）
お蕎麦のお釣りの5円玉を握り締め、参拝を。
「お賽銭は、チャリンと音がするほうがいいらしいよ」
と、友人は、何処かで聞いてきたことを教えてくれた。
「お札より5円玉の方が、ご利益大なのね！」
と、皆でニヤリと、5円玉を入れて拝んだ。
その後は、早速、参道の茶店へ。
熱々の野沢菜入り蕎麦饅頭と、ほんのり甘い甘酒を池に面したテーブルで頂いた。
ヨーロッパのカフェテラスとは雰囲気も違う日本の縁台は、開放的で素敵だ。
種類は分らないが、数種類の鳥が、蕎麦饅頭を狙っている。
ボケッとしてたら、あっという間に鳥に、饅頭の皮の所を啄ばまれた。（笑）
ところどころに、梅のつぼみも膨らんでいて、穏やかな日差しは何とも言えず気持ちが良い。
バス停の前に、お汁粉と書かれた幟（旗）が目に入った。
古民家風の店内には、楽焼の器や草木染の布地も陳列されていた。
草餅の入ったお汁粉の小豆が柔らかい。
お隣の席からは、映画の評論のような熱い話も聞こえてくる。
都心から、然程離れていない地なのに、なにやら都会とは別天地の感じがして、この、ゆったりとした開放感はどうだろう。
自然の力がいかに人間にとって、最高のビタミン剤なんだと言うこと、改めて感じた。
帰りは、頻繁に出てる調布駅までのバスに乗る。
往きはJRの三鷹駅から来たけれど、距離的には京王線の方が便が良いようだ。
新宿まで帰る二人を見送り、私は途中下車。
芦花公園からバスで荻窪へ。
案じてた通り、環八は慢性渋滞。
でも、心地よいバスの揺れは、格好のお昼寝タイムだ。（笑）
夕刻少し前、帰宅する人で賑あう雑踏の現実に戻った。
のどかで素敵な、一日だった♪
コメント
連れ合いは蕎麦が好きなのですが、私はイマイチなので。
どこかへ同じ好みを持つ人と出かけるって最高ですね、行き先なんてホントはどうでも良いのです。食べて、喋る口さえあれば、、、、。私は年に一度都会人になる為に東京へ友達と行ってます。ランチは豪華に、夕食は質素にをモットーに(^O^)
深大寺のお蕎麦は、さすが名物だけあって美味しいです。
私、本当は饂飩党なんですよ～。
お蕎麦が食べられなくて、深大寺で「お饂飩ありますか～？」と訊いて、顰蹙を買いました。（笑）
でも、本当に美味しいお蕎麦は、違うんですね～。
信州の戸隠で頂いたお蕎麦が、美味しくて、それ以来、蕎麦党に変更しました。（笑）
主人もお蕎麦が大好きなので、一緒に行かれるのです。
Abiさんも一度、試してみては～？ 冷たいお蕎麦が美味しかったです。
東京。 ゴチャゴチャしてるように見えますが、私は、生まれ育ったこの都会が大好きです♪
結婚するまで育った下町は、今、スカイツリーで、脚光を浴び始めました。
アクセスが良くて、情緒があって、いい処です。
東京の何処にお出でになるのかしら・・・。 興味ありますね！
＞ランチは豪華に、夕食は質素にをモットーに(^O^)
私もです♪（笑）