「本郷も かねやすまでは 江戸の内」

と言う、有名な川柳で知られる本郷に行ってきた。

春日通と国道17号線(中仙道)の交差点は、とても、「やっと、ここまでは江戸だよ~」と揶揄されたのとは大違い。
賑やかな場所だった。
天下(?)の東大の赤門の前辺りに、目指す場所があった。


高校時代、2年も担任だった○○先生の個展が開かれていたのだ。
日曜画家の素人だとご本人は謙遜されるが、自然体な画風で好感が持てる絵だ。
秩父や武蔵野の自然の風景画が特に素晴らしかった。
今年、86歳になられた恩師は、若々しくて驚いた。
一つのことに、目的を持って、日々を過ごされていることがいいのだろう。
生き生きと、人生を楽しんでおられるお姿に、深い感銘を覚えた。


見終わった後は、御茶ノ水までの散策を楽しんだ。
江戸時代からの老舗の店も残っているようで、ぶらりと立ち寄った日本蕎麦屋さんも、店内には、「家系図」が飾られていた。
いかにも、由緒ある蕎麦屋さんの品は、ちょっと甘口濃い目の関東風。
最近、薄味に慣れてしまった私には、少し濃かったけれど、お味は上々。
サラリーマン達で賑わっていた。

御茶ノ水の駅目前の聖橋を渡る前に、ちょっと左にそれると、「神田明神」がある。
門前の「天○や」さんの甘酒を横目に睨み、まずはお参りを。
東京でも一二を争うと言われる、大きなお御輿の前で、主人は釘付け。
飽かず眺めている。
私は、傍の神馬のポニーちゃんと睨めっこ。
まだ1歳にもならない子馬の「明」ちゃんは、全身が真っ黒だけれど、大人になると白馬になるのだそうな。
本当のこととはとても思えない真っ黒な子馬の目が愛らしかった。

明神様の次は、「湯島の聖堂」へ。
5代将軍綱吉が建てたそうな。
あの頃は日本も儒教に力を入れていたのだろうか。

聖橋の上から、駅の方を見ると、青いドームの屋根のニコライ堂が見える。
橋から秋葉原方面は、神田川が両岸の緑に映えて、なにやら一服の絵のようだ。
オレンジの中央線、黄色の総武線、そして赤い線の入った地下鉄丸の内線も、この場所だけ地表に顔を見せる。
なにやら、【ブラタモリ】に出てきそうな江戸の街だ。(笑)


「随分と歩けるようになったな・・・」

と言う、主人の褒め言葉につられて、一生懸命に歩く私。(笑)
なんだか、自分がいじらしく感じる。

街路樹もそろそろ色づき始めて、穏やかな都心の散策だった。

コメント

アミ
2011年11月3日13:03

☆fionaさん!

今朝は、早くから年賀状の分類を。
長男が郵便局に勤めてますので、毎年、親戚中が賀状の購入に貢献してくれます。
ノルマ達成に、皆が協力してくれて嬉しいのですが・・・。
届けると言うのに、姉達は、取りに行くから・・・と申します。
お客様は嬉しいのですが、諸々、主婦は大変です!(笑)
さて、明日からの献立、又、頭を悩ましそうです。

nophoto
Abi
2011年11月3日18:55

途中まで読ませて頂いて、ブラタモリの世界だと
思った途端アミさんのなにやらブラタモリ、、、って。
春の東京行きの代わりに札幌まで行ってきましたが、
北国も何も感じられないほど暑かった、、、、。
日が暮れるのだけは北の国だわ、、、、と。
年賀状の用意やら、クリスマスバージョンの飾り付け
何となく気が落ち着かない季節になりました。

アミ
2011年11月4日7:15

Abiさん!

いやぁ~、ご旅行でしたか・・・。
最近、お喋りができないので、お風邪かな・・・と案じてました。
北国の美味しいものをご堪能しましたか?(笑)

アハハ・・・♪ 「ブラタモリ」の世界です。
東京の都心も秋の気配が素敵です。
例年に無く、暖かで穏やかな気候で、散策日和ですよ。
まだ、わずらわしい暮のことは棚上げして、良い日を楽しみたいと思います。

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