大した「おもてなし」をしたわけでも無いのに・・・。
義姉達の喜びようには、ちょっと驚いた。
そして、何よりも、頭の回転の速さ、凄さに。

普段、一人で居る所為か、喋ることが楽しくて楽しくてならない様子だ。
長姉とは、割に始終連絡を取っているから、余り変わったとも思えなかったが、末姉とは、ご無沙汰続き。
隣棟に息子夫婦と暮らしてる末姉だから、それ程寂しい思いもしてない筈なのに。

5年ほど前に、近所の大学で講義を受けたと、ノートを見せてくれた。
老人が書いたとは思えぬそのノート。
素晴らしい内容と整理されてるノートに、改めて、義姉の凄さを感じた。

「年だから・・・」

と、逃げていた自分がちょっと恥ずかしい!

「楽しかった♪ これからも、月に一度くらい、【お食事会】をしましょうよ♪」

と、言い置いて帰っていった。

これと言って、何もご大層なことしてないのに・・・。


話の途中で、長姉がポツリと言った。

「健康診断を受けたのよ。 これと言って、悪いところは無いんだけれど、年齢が年齢なので、保証人を書いて欲しいと言われたの・・・」

「パパ(弟のこと=私の主人)の名前を書けばいいじゃない~?」

「いいの~? あの人は男だから、貴女に迷惑がかかるけれど・・・」

「同じお墓に入る仲間なんだから、いいんじゃありませんか?」

その時の義姉の嬉しそうな顔に答えた私もびっくり。
そして、若い頃の確執が嘘のように消えてることに、自分でもびっくり。
今は、元気だけれど、確実に、終焉はやってくるだろう。
自分のそれと向かい合う前に、義姉のそれと向き合わねばならない。

スマートにこなせるだろうか・・・。(笑)


コメント

マサムネ
2011年11月15日9:27

僕はお墓制度を否定しませんがお墓にしまわれるのがイヤなので同じ場所に入る

というイメージができないです。

妻は祖父母と同じ墓に入れてくれと言ってます。

僕は残った家族で世界一周クルージングでもしながら世界の海に散骨してください

と言ってあります。そうすれば世界中どこにいても海で墓参りができるでしょ?

ということを昔ホテルにいた時にお客さんに伝えたら突然「君は詩人だな!」と言

われました。(そんなことないけど)

個人的には海から生まれた命だから海に帰るのが自然じゃないかな?とも思います


アミ
2011年11月16日6:27

マサムネさんも、私やお母様の年代になると、イメージが沸いてくると思います。
まだ、お若い頃は無理な話。 
私だって、この年になって、初めて向き合う話です。(笑)

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