老夫婦の二人だけの静かな世界は、半日で終了した。(笑)
まだ、実家に滞在してた孫たちが、また、遊びに来ると言う。
パパとママの実家が同じ区内なので、孫たちは行ったり来たり・・・。
もう、道順も覚えてしまったようだ。

「今出ます!」

と言う、ママのメールが着てから、20分も経つのに、影も見えない。
大人の足なら、10分もしない距離だけれど、4歳と1歳半のふたりの幼児を連れてのお散歩では、30分はかかるのだろうか・・・。

やっと、姿が見えたけれど、ちょっと雰囲気が違う。
ベビーカーの脇に立ってる姉がしょんぼりしてるのだ。
爺婆の顔を見た途端、べそをかき出した。

「地面がぼこぼこしてて、転んだの」

と、大粒の涙をこぼしながら訴える。
見れば、両方の膝っこぞが赤く擦過傷に。
可愛いレギンスも丸く穴が開いてしまってる。
小さな両手も真っ赤か・・・。

「痛かったね!」

と、バンドエイドで4箇所を手当て。

「可愛いお顔が瑕にならなくてよかったわ!」と私。(笑)

「上手に転んだようです・・・」と、ママ。(笑)

大きくなったとは言え、まだまだ、バランスを取るのは大変なんだ・・・と、なんか、可笑しかった。

しばらくすると、いつもどおりの「ひめ」に。

「ママは忙しいでしょうから、帰って良いわよ! 私は、おじいちゃんとおばあちゃんに預かって貰うから・・・」

と、おませな口調も戻ってきたようだ。(笑)

ちょっと、空模様に不安はあるけれど、近所なら平気だろうと、公園と図書館へ。
しばらくすると、どうも、空が怪しくなってきた。
急いで帰ろうと、危ないけれど、最短のバス通りを早足で歩いた。
足が痛いなどと、言ってはおられない。
遠くで雷の音もする。
大粒の雨がポツリと頬をぬらし始めた時、危機一髪、我が家に到着した。

「走って疲れたから、皆で、お昼寝タイムにしましょうか・・・」

「うん! お昼寝タイム、お昼寝タイム♪」

座布団に転がったと思ったら、スヤスヤ、寝始めた。
転んだり、かけっこ(?)をしたり、小さな身体で、随分頑張った・・・。

規則正しい寝息とともに、静かに眠る孫娘を見てたら、なんか胸が締め付けられた。
この小さな孫娘が、幸せに暮らしていかれますように、理不尽な目に会いませんように・・・と、切にに祈った。
昨今の、年端も行かない子供たちの災難を思うと、胸が痛む。

子供は、社会の宝だ。
大人の責任は大きいことを自覚しなければ・・・。

雷の音も、ものともせず、孫娘はスヤスヤと眠っていた。

コメント

マサムネ
2012年5月7日19:03

膝でよかった^^ 顔に疵でもついたら・・・・(以下省略)

アミ
2012年5月8日6:40

マサムネさん!

>膝でよかった^^ 顔に疵でもついたら・・・・(以下省略)

お言葉どおり、解釈しますね。(笑)
擦り傷で済んで幸いでした。

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