主人の真ん中の姉のご主人が危篤だと言う。
認知も進み、管で生かされているとは聞いていたが、こんなにも早かったとは思っても居なかった。
90歳近くになるだろうか。
この2~3日が山だと、上の姉から電話が入った。

早速、喪服を出してみた。

最近は、カジュアルなスタイルばかりだったので、スーツの支度が大変だ。
況してや、フォーマルともなれば尚のこと。
靴から、Yシャツから、何もかも、昔のようには行かない。
退職してからの年数こそ浅いものの、すっかり、隠居になってしまった。

主人の方は、何とか、揃ったが、問題は私だ。
去年の冬に着た冬の喪服は問題なかった。
が、夏服は・・・。

案の定、白い黴がポツポツ・・・と。
それに、サイズが・・・。
如何に、日頃、楽なルーズなスタイルばかりで暮らしていたかが、良く分る。

「明日は雨だから、今夜中のほうが良いぞ!」

と、主人に後押しされて、慌てて駅まで買い物に。


夜の7時過ぎだから、地下の食料品売り場はともかく、上など誰も居ないだろうと思っていたら・・・。
結構、買い物客が居るのに驚いた。
勤め帰りの人だろうか。

「サイズ、。サイズが合えばなんでもいい・・・」

とばかり、ハンガーーのサイズ表を探し出す。
案外、私のように、ふくよかな人も多いようで、何とか、めぼしいものに遭遇(?)できた。

結婚以来40数年が経つが、義兄とは余り話したことも無い。
長く教諭人生一筋だった人だが、親戚でもなければ会うことも無かっただろう・・・に。
哀しいとか寂しいとか言う感情は沸いてはこなかった。
不謹慎なことだが、むしろ、わずらわしい・・・が正直な気持ちだ。

「私の時は家族だけにしてね!」

と、日頃から希望を主人に託す。

「そうもいかないよ! 世の中の事情もあるのだから・・・」

と、主人は異を唱える。

もう、隠居の身だから、現役時代とは違うのだからと言っても、主人はまだ、しきたりや世間体に拘るタイプだ。

こと、この手に関しては中々、意見は一致しない。


コメント

nassie
2012年6月9日7:22

 大変ですね。

 すでに書きましたが、私のところは連絡先は全て本人が決めてました。

 学部の教員にはかなり浸透しているようですが、

それでもみんな知らないことになっているので、

とても気が楽です。

 自分もこのスタイルを踏襲しようと思っています。

 ただ年末の欠礼状は、少し広めにと思っていますが。

nophoto
Abi
2012年6月9日7:27

ほんとに、喪服の用意は大変。
着ては見ても息も出来ないほどきちきちで、
アミさんと同じく慌てて買いに走りました。
連れ合いは単身で東京に居ました時に、そちら用と
で、夏冬合せて5着もあります、それにサイズも
変わってない(これが経済的)
親族だと人目も気にしないといけないし、大変ですね。
我が家は葬儀に関しては珍しく意見が一致です。

アミ
2012年6月9日7:32

nassieさん!

先日来、この手の話題が多くなって・・・。(苦笑)
でも、そういう年代になってきたのだと思います。
何時、召されても可笑しくない・・・。

やはり、自分の意思を書いておかねばと強く思いました。
現役時代と退職してからの生活スタイルは変えなくては・・・。
主人は其処のところが石頭で、意見はいつも衝突します。
奥様の意思を尊重なさってるnassieさんはお偉いです!

アミ
2012年6月9日7:49

Abiさん!

やはり、駆け込み組でしたか・・・。(笑)
意見が一緒と言うのは羨ましいです!
主人は、誰に似たのか(多分、両親)、体裁屋さんです。
私とは、意見があいません。 いつも、喧嘩です。

ありす
2012年6月9日14:09

冬の喪服はコートや上着でごまかせるけど、夏物はそうもいきませんしね。我が家は娘達の服装もあって、いろいろ考えるとくたびれてきます。去年は娘達の数珠と靴やバッグを新調して、パールのネックレスも一応各自ひとつずつ(嫁入りにはまた用意するつもりではいますが)・・・スーツとハンカチ、靴下、数珠だけたんすの決まった場所に用意している夫はどーでもいいのですが。

父の葬儀の時に、身内だけでしたら、後から、後から(欠礼のハガキを出したとたん)お友達がお参りに来られてまいりました。ですので、お葬式は簡素にして、たくさん来てもらったほうが、来る方も来てもらう方も楽で助かります。派手にという訳でなくお悔やみを言いたい気持ちをお断りするのは申し訳ない(行く時もお義理で行く場合もあるけれど、どうしてもお別れのお線香をしたい)場合もあります。

アミ
2012年6月9日17:07

ありすさん!

今日は、枕何とか・・・(正式な言葉が思い出せません)で、義兄の元を訪ねました。
大きかった義兄が小さくなってしまい、胸がつまりました。
今日は、紺色のサマーセーター。 お通夜と告別式にフォーマルの黒。
何かと物入りです!(笑)

今は、家族葬が主流のようで、義兄の家族も、親族だけと言ってました。
いろいろと難しいですね。

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