我が家は、そんなご大層な家でもなかったから、子孫にまで伝えるほどの食器は無い。
ただ、姑から譲り受けた九谷焼の茶器は別格だ。
今でも立派に通用するほどの斬新な柄で、気に入っている。
大事にしているから、よほどのお客様の時でないと使わない。(笑)
先日、姉たちが来宅した時、懐かしがるだろうと、使ってみた。
ところが、拍子抜けするほどの態度に、ちょっと、ガッカリした。
高齢の姉たちにすれば、実母とは言いながらも、余りにも昔のことで、感慨も何も無かったのだろう。
阪神の震災の時、大阪の叔母が言ってたっけ・・・。
「客用に、大事にしてた食器類が皆、壊れてしまった。
好きなものは、普段に、思う存分楽しんだ方がいいわよ!」
それ以来、私も区別することなく、使っていたけれど、この姑の久谷焼きの湯飲みだけは別格だったのだ。
とても、普段使いには出来なかった。
結婚当初、まだ、杉並(武蔵野の豊玉)は鄙びた田舎だった。
上下水道の完備してる浅草から、まだ、汲み取り式だった、この地にお嫁に来た時は、ちょっと哀しかった。
町内会館など完備してない時代だったから、何かと言うと、我が家に皆、集まって協議したものだった。
町会長さんの家は、凄く立派で広い家なのに、何故か、人寄せは、我が家だった。
今の我が家の玄関の4倍はあろうかと言う、たたきのある広い玄関。
二間続きの座敷には、考えられないほどの近所の方が集まって、どぶさらいのこと、私道路の舗装のこと、区役所への諸々の陳情など、皆で協議したものだ。
初々しい(笑)嫁であった私は、只、裏方でお茶の支度に忙しかったことだけが記憶に残っている。
姑は、そういう時は、何処にでもありそうな、普段の茶器を使った。
お寺などで使う、廉価な茶碗だ。
常時、40個以上は用意されていただろうか・・・。
12年前、今の家に建て替えする為に、随分とガラクタの食器を捨てた。
大半は、処分の対象であったが、この九谷焼だけが残されたのだ。
姑、私と、二代に渡って、大事にされているこの湯飲み茶碗。
果たして、お嫁ちゃんの代になったら・・・。
大好きな湯飲みを見ていると、凛として優しかった姑を思い出す。
ただ、姑から譲り受けた九谷焼の茶器は別格だ。
今でも立派に通用するほどの斬新な柄で、気に入っている。
大事にしているから、よほどのお客様の時でないと使わない。(笑)
先日、姉たちが来宅した時、懐かしがるだろうと、使ってみた。
ところが、拍子抜けするほどの態度に、ちょっと、ガッカリした。
高齢の姉たちにすれば、実母とは言いながらも、余りにも昔のことで、感慨も何も無かったのだろう。
阪神の震災の時、大阪の叔母が言ってたっけ・・・。
「客用に、大事にしてた食器類が皆、壊れてしまった。
好きなものは、普段に、思う存分楽しんだ方がいいわよ!」
それ以来、私も区別することなく、使っていたけれど、この姑の久谷焼きの湯飲みだけは別格だったのだ。
とても、普段使いには出来なかった。
結婚当初、まだ、杉並(武蔵野の豊玉)は鄙びた田舎だった。
上下水道の完備してる浅草から、まだ、汲み取り式だった、この地にお嫁に来た時は、ちょっと哀しかった。
町内会館など完備してない時代だったから、何かと言うと、我が家に皆、集まって協議したものだった。
町会長さんの家は、凄く立派で広い家なのに、何故か、人寄せは、我が家だった。
今の我が家の玄関の4倍はあろうかと言う、たたきのある広い玄関。
二間続きの座敷には、考えられないほどの近所の方が集まって、どぶさらいのこと、私道路の舗装のこと、区役所への諸々の陳情など、皆で協議したものだ。
初々しい(笑)嫁であった私は、只、裏方でお茶の支度に忙しかったことだけが記憶に残っている。
姑は、そういう時は、何処にでもありそうな、普段の茶器を使った。
お寺などで使う、廉価な茶碗だ。
常時、40個以上は用意されていただろうか・・・。
12年前、今の家に建て替えする為に、随分とガラクタの食器を捨てた。
大半は、処分の対象であったが、この九谷焼だけが残されたのだ。
姑、私と、二代に渡って、大事にされているこの湯飲み茶碗。
果たして、お嫁ちゃんの代になったら・・・。
大好きな湯飲みを見ていると、凛として優しかった姑を思い出す。
コメント
お茶をお稽古していた時青粒のお香合とか見て、綺麗な物
と知りましたが、最近の九谷焼はモダンになってますね。
食器は阪神の震災の時割れたのも結構有りましたが、集めて
いたカップ&ソーサーは無事でした、揺れた向きが違って
背中合わせになるお隣は全部飛び出したって、、、。使って
こその物だと感じました。
食器は、私も好きで、少しづつ集めてました。
でも、叔母から言われたことは、心に残ってます。
使ってこその物。 そうですよね~。
九谷焼の茶器セット。 これからは、もっと、頻繁に使おうかな・・・。
青森の漆の菓子鉢。 春慶山中塗りの三段重。
日の目を見させてあげなくては、可哀想かもね~。(笑)
この間の急須の蓋も三回ぐらい割れました(結構イイ値段がした)
でも、茶漉し部分が陶器の急須があまり売ってないので臭いのしない接着剤でくっつけてつかっています。
床下倉庫からでてきた萩焼の夫婦茶碗はいくら濯いでも漂白してもカビの臭いがしてつかえませんでした。
陶器として実を取るならつかわないとかわいそうだし、名品だとつかわないのもそれこそ意味がないし。うーん。つかって割るのが器も本望じゃないかと思います
子供のころはお客様はお内にお招きしてきちんとした菓子器だの銘々皿、茶器お盆茶卓などなど使う機会があったようですが、いまは万事がお手軽ですものね。
アミさんが大切になさっているものなら、お嫁ちゃんも大切にしてくださいますよ、きっと。アミさんとお嫁ちゃんの関係とっても素敵ですもの。
萩焼をお持ちですか?
窯元を見学したことがあります。
いとじりに三角の切れ目があるのが面白いと感じました。
萩焼とは、通ですね!
お日さまに当てたり、渋茶を何日か入れっぱなしにするとか、試されては?
使わないのは、勿体無いです!
昔は、納戸が充実してたから、そういう品、多かったですね!
今は、普段のものでさえ、あふれ出てる。
お客様も、何かの時は、外を使う。
時代は変わりましたね~。
桜湯を出す時の蓋つきの湯飲み茶碗。
長男・次男の結婚の時、ご挨拶にお見えになられたあちらのご両親に使ったきり。
サイドボードの隅で眠ってます。(笑)
勿体無い!
お嫁ちゃんとの関係。
自然体で臨んでいます。(笑)