私、どうしたらいい~?
2012年11月20日 エッセイ コメント (6)
4日間の滞在を終えて、義姉は息子に連れられて、自宅へと戻って行った。
着の身着のまま、下着だけバックに詰めて出てきたから、義姉にとっても落ち着かなかったのだろう。
恐怖心が、いくらか収まった頃、帰ると言い出した。
いつも、年齢の割には毅然として、かくしゃくたる義姉だったのが、
一度に10歳は年をとったような別人となってしまった。
記憶が所々抜けていて、自分でも感情をコントロールできない感じだった。
それでも、我が家での賑やかな滞在が功をそうしたのか、また、普段どおりの義姉に徐々に戻ったようだ。
今まで、タブーとされて、避けてきた今後の義姉の生活設計も、忌憚の無い考えを聞くことが出来た。
「私、どうしたらいい~?
ホームには、まだ、入りたくないのよ。
でも、周りの人には迷惑を掛けたくないし・・・」
義姉自身、葛藤しているのだろう。
「最終的な判断は、お姉さん自身が決めることよ。
私たちが、どうしろ、こうしろとは言えないわ。
自分で決断しなくては・・・。
まだ、お姉さんは自立してるんだもの」
「私も、まだ、後何年かは一人でやってみたいの。
ホームへは入りたくないわ」
「だったら、ヘルパーさんに週に何回か通って貰えばいいじゃないの?
経済的に可能なんだから、幸せよ!
私は、余裕も無いから、這いつくばってでも家で過ごすわ。(笑)」
「死んだ後、いいものもガラクタも、一緒に処分されるのは厭だわ。
片付けなくてはね~」
85歳の身で、3DKの部屋は全て荷物で埋め尽くされ、足の踏み場も無い状態らしい。
私自身、いつも、マンションの下での応対で、部屋に入ったのは数えるほどだ。
私の部屋も、他人が見たらガラクタ、でも自分にとっては大切な品々で溢れている。
義姉に偉そうなことは言えないけれど、
「先ず、片付けなくちゃ・・・」
と、言った。
こんな突っ込んだ話し合いが持てたのも、今回の事件があったお陰(?)だろう。
一人で、旅行も、音楽会も、習い事も・・・。
私より、ず~っと活発に動いている義姉だ。
まだ、ホームへは入りたくない気持ちは理解できる。
でも、若い頃、
「弟夫婦の世話にはなりませんから・・・」
と、啖呵を切って、老いた両親を弟夫婦に押し付け、一人暮らしを始めた義姉だ。
今更、自分が高齢になったからといって、弟夫婦の下に転がり込むのは・・・。
人間が小さい私には、まだ、その時のわだかまりが消えず、残っている・・・。
着の身着のまま、下着だけバックに詰めて出てきたから、義姉にとっても落ち着かなかったのだろう。
恐怖心が、いくらか収まった頃、帰ると言い出した。
いつも、年齢の割には毅然として、かくしゃくたる義姉だったのが、
一度に10歳は年をとったような別人となってしまった。
記憶が所々抜けていて、自分でも感情をコントロールできない感じだった。
それでも、我が家での賑やかな滞在が功をそうしたのか、また、普段どおりの義姉に徐々に戻ったようだ。
今まで、タブーとされて、避けてきた今後の義姉の生活設計も、忌憚の無い考えを聞くことが出来た。
「私、どうしたらいい~?
ホームには、まだ、入りたくないのよ。
でも、周りの人には迷惑を掛けたくないし・・・」
義姉自身、葛藤しているのだろう。
「最終的な判断は、お姉さん自身が決めることよ。
私たちが、どうしろ、こうしろとは言えないわ。
自分で決断しなくては・・・。
まだ、お姉さんは自立してるんだもの」
「私も、まだ、後何年かは一人でやってみたいの。
ホームへは入りたくないわ」
「だったら、ヘルパーさんに週に何回か通って貰えばいいじゃないの?
経済的に可能なんだから、幸せよ!
私は、余裕も無いから、這いつくばってでも家で過ごすわ。(笑)」
「死んだ後、いいものもガラクタも、一緒に処分されるのは厭だわ。
片付けなくてはね~」
85歳の身で、3DKの部屋は全て荷物で埋め尽くされ、足の踏み場も無い状態らしい。
私自身、いつも、マンションの下での応対で、部屋に入ったのは数えるほどだ。
私の部屋も、他人が見たらガラクタ、でも自分にとっては大切な品々で溢れている。
義姉に偉そうなことは言えないけれど、
「先ず、片付けなくちゃ・・・」
と、言った。
こんな突っ込んだ話し合いが持てたのも、今回の事件があったお陰(?)だろう。
一人で、旅行も、音楽会も、習い事も・・・。
私より、ず~っと活発に動いている義姉だ。
まだ、ホームへは入りたくない気持ちは理解できる。
でも、若い頃、
「弟夫婦の世話にはなりませんから・・・」
と、啖呵を切って、老いた両親を弟夫婦に押し付け、一人暮らしを始めた義姉だ。
今更、自分が高齢になったからといって、弟夫婦の下に転がり込むのは・・・。
人間が小さい私には、まだ、その時のわだかまりが消えず、残っている・・・。
コメント
でも、何となく頼りにするのが当たり前になってないかしら?
何かの時にはお願いね、、、って?ご主人とアミさんの
温度差もね。そこが一番の問題点なのかしら?
でも、彼らは(少なくとも岳父は)「オレが死んだらやってくれ」と言ってました。僕に気を使いたくないし、使われたくないのでしょうね。
共有スペースと各部屋にキッチン、トイレ、風呂を設置して(小さなマンションのように)鍵もかかるようにしてプライバシーを保ったまま空き時間は共有リビングで過ごせるような「家」があればいいんじゃないですかね?
施設ではなくあくまで家(長屋のようなイメージ)なので維持費はかからないと
思いますけど都会では厳しいのかなあ。
機嫌よく義姉は帰っていきました。
今日は、姪っ子に先日、箱根に行った時のお土産(こけし)を渡しに会うそうです。
姪には、土産を、義妹には・・・。
僻み根性が首をもたげます。(笑)
姉の年代は戦争などがあって、結婚相手にも恵まれず、好きで一人で居たのではない・・・と、本人は申してますが。
数え切れないほどの縁談を断り続けた姉を間近で見てた私としては・・・。
今更、弟に頼られてもと、正直、迷惑に感じてます。
でも、全く断りきれない優柔不断な優しさもあって・・・。
悪人でもない、さりとて善人にもなりきれない中途半端な自分を持て余してます。(笑)
何しろ、姉を引き取ったが最後、私のプライベートな時間は全て無くなりそうです。
そんなこと、地獄でしょうね~。(笑)
先のことは分らないけれど、今は、まだ、同居は拒否します!
主人にも、そのことはシッカリ認識して貰わないと・・・。(笑)
面倒を見るのは女ですから。