不思議なこと・・・。
2013年3月4日 エッセイ コメント (2)
世の中には不思議なことが、間々あるものだ。
実家が消滅した時、私たち姉妹は、両親の位牌を作った。
各自、自分の部屋に置いて、こころの縁(よすが)としたかったのだ。
そこで、傍と困ったのは位牌を飾る場所だ。
まさか、婚家先の仏壇へは、義姉の手前もあって置けないし・・・。
そこで、主人が、木の厨子を作ってくれた。
素人の作品とも思えない立派なものだ。
今、その厨子は、私の部屋の本棚の上に飾られて、日夜、不肖の娘を見守ってくれている。
その厨子の上に、母の遺影があるのだけれど・・・。
この遺影が不思議なことに、真っ直ぐに置いても、気がつくと、斜めになっている。
向きがちょっと左前方を見るように、ずれるのだ。
初めに気がついたのは主人だ。
いくら直しても、いくら直しても、向きがちょっと変わるのだ。
と、主人が突然、言い出した。
「ばあちゃん(私の母のこと)は余程〇〇(私の弟)が、可愛かったのじゃないだろうか・・・。 〇〇の家の方角を見ているよ!」
「本当だ! そっちは、〇〇の家だ・・・」
生前、母は、弟のことを、それは可愛がった。
女の子二人の下に、初めて生まれた男の子だったから、無理も無いのだが。
それは溺愛に近かった。(苦笑)
母が逝って、今年で33年が経つ。
まだ、弟がそんなにも心配なのだろうかと、胸が痛む。
実家が消滅した時、私たち姉妹は、両親の位牌を作った。
各自、自分の部屋に置いて、こころの縁(よすが)としたかったのだ。
そこで、傍と困ったのは位牌を飾る場所だ。
まさか、婚家先の仏壇へは、義姉の手前もあって置けないし・・・。
そこで、主人が、木の厨子を作ってくれた。
素人の作品とも思えない立派なものだ。
今、その厨子は、私の部屋の本棚の上に飾られて、日夜、不肖の娘を見守ってくれている。
その厨子の上に、母の遺影があるのだけれど・・・。
この遺影が不思議なことに、真っ直ぐに置いても、気がつくと、斜めになっている。
向きがちょっと左前方を見るように、ずれるのだ。
初めに気がついたのは主人だ。
いくら直しても、いくら直しても、向きがちょっと変わるのだ。
と、主人が突然、言い出した。
「ばあちゃん(私の母のこと)は余程〇〇(私の弟)が、可愛かったのじゃないだろうか・・・。 〇〇の家の方角を見ているよ!」
「本当だ! そっちは、〇〇の家だ・・・」
生前、母は、弟のことを、それは可愛がった。
女の子二人の下に、初めて生まれた男の子だったから、無理も無いのだが。
それは溺愛に近かった。(苦笑)
母が逝って、今年で33年が経つ。
まだ、弟がそんなにも心配なのだろうかと、胸が痛む。
コメント
うちの息子も女系家族の中で四代ぶりくらいに生まれた直系男子(子孫は我が子
二人のみですが・・・・)なので周りの溺愛ぶりが半端でないです。
子供を作れる男子を見抜く、ましてやその男が男子を作れる可能性であることを
見ぬいた。という点で言えば妻は満点だったわけですね。
それは昔の話。
今は、男女に関係なく、子供は皆、可愛いです。
むしろ、今は、女の子の方が喜ばれたりして・・・。(笑)
冗談です! 皆、可愛いです!