何しろ、暑い！
湿度が高いから、数字以上に暑さを感じる。
こんな時は、クーラーの効いた涼しい部屋で、昼寝三昧をと目論んでいたら・・・。
なんと、この糞暑い日に銀座まで出かけようと息子夫婦が誘ってきた。
今年、８６歳になった義姉の絵画展（グループ展）が銀座の画廊で開かれている。
私も、来週当たり予定はしていたのだが、何も、この暑い最中に・・・と、内心行きたくは無かった。
だが、血の濃さと言うか、弟の主人はともかく、甥である息子は凄く乗り気な様子だ。
義理の妹に当たる私に言わせれば、家族総出で出かけるほどのことでもないし、何しろ、総出となると、諸々、出費が嵩む。
財務大臣の身からすると、はなはだ、厳しい現実だ。（笑）
久しぶりの銀座は、さすが、「銀座」だ。
歩行者天国も、何やらウキウキするし・・・。
パーキングの係りの人も、中々の男前ぞろいだ。（笑）
やはり、他の盛り場とは、ちょっと違うのかも・・・。
和光の裏の画廊は、小さいけれど、垢抜けた良い会場だった。
驚いたことに、姪も来てたし、下の姉も息子夫婦と後から駆けつけた。
姉の昔の同僚も数人来てたし、グループ展ならぬ、個展のような盛況だ。
今更ながら、姉の実力を感じた。
「お姉さんを真ん中に、皆で記念写真を・・・」
と、係りの人が皆を並ばせた。
「一族総出で、羨ましい！」
と、その人は仰っていたけれど、いつもは、一人寂しいと訴えている姉も、一族を傅かせ、
まんざらでもないご機嫌な様子だった。
暑い最中、歩きまわされて脚も痛み出した私は、いくらか冷めた目で、
「一族の絆ね・・・」
と、やや自嘲気味。
息子夫婦に大事にされて、我侭放題勝手をしてる私なのだから、姉の寂しさを思い遣らねばいけないのに、いささか、人として外れた考えに、ちょっと、反省。
きっと、この暑さの所為だろう・・・。（笑）
コメント
普通ですよ普通！それこそ賞を貰っての個展ならいざ知らず、
足が痛いのに良く来てくれたわねの一言がありましたか？
勿論、労わってはくれましたし、朝、お礼の電話もありました。
あの年齢で、あの絵を描くというバイタリティに、ちょっと嫉妬したのかも。（笑）