金沢在住の若い友人が、和服のことを、ご自分のブログに書いておられた。

ご実家のお母さまに作っていただいた加賀友禅を、知人の結婚式で、やっと日の目を見させることが出来た・・・と。
もっと、着なければいけないのだけれど、着付けの煩雑さを考えたら・・・と彼女は書いている。
分る、分る!
着物は、日本人が世界に誇れる民族衣装だけれど、着るまでが大変だ。

私も、亡き母が持たせてくれた着物がある。
それこそ、箪笥の肥やしと化していて、本当に勿体無い。
私が居なくなったら・・・。
あの大量の着物はどうなることだろう。
日本橋の「帯源」で誂えた袋帯や丸帯。
ろうけつ染めの付け下げや紅型の小紋。
贅沢な大島や、結城紬の数々。
見ているだけで、ため息が出るほど、素敵な品だけれど、結婚式などの晴れの舞台に、
ニ三度着ただけだ。
母の思いれも、今の時代には億劫で・・・。
もっと、着物を身近にしなければいけないと思う。

昨日、大相撲で、「和服デー」をやっていた。
和服を着て、相撲観戦をすると、素敵な日本手ぬぐいがプレゼントされるとか。
国技館には、可愛い浴衣姿のちびっ子の姿も多かった。
やはり、いろいろな企画で、和服を庶民に浸透させなければ・・・と思った。
演歌歌手や芸妓さんたちだけの着物ではなく、一般市民にまで「着たい!」と思わせる努力が必要だ。

もっとも、若い頃は、常に和服を着てた私でさえ、最近は余程のことがないと、着物は着ない。

「妻がピーコに褒められた!」

のCMのように、自分で上手に着るのは無理だもの・・・。
昔、着付けを習った私でさえ、帯は上手に結べない!(笑)

コメント

nophoto
Abi
2013年9月17日8:35

もう着られない派手な物が箪笥に、、、母が作ってくれた
思いの残る物ばかり、子供もなく姪には無理、後どうする?
自分で始末しなきゃいけないのでしょうが決心が付きません。
お茶会ではよく着ましたが、着せて貰うだけで自分では無理。
母が着ていた手順を見ておけば少しは着られたかも、、、。

マサムネ
2013年9月17日10:06

僕が着せてあげてもいいのですが、なぜ男性が女性の着付けをしないかがよーーーく分かりました(汗)

最近は着付け小物も帯も現代風にアレンジされたものが多くなり、比較的楽に着られるようになりました。女性で大変なのは帯と衣紋抜きですかね? 腰痛持ちの人は和装をするとコルセット巻いてるみたいに痛みが取れるという人がいるので和装してる人もいます。

着物はやはり着ないともったいないです。

余談ですが小田原市の観光協会長はたかーい着物をもう着ないから

と作務衣に仕立て直してました。「着ないもの持ってたってしょうがないし、作務衣にしたら着るからいいんだよ!」と女丈夫の塊でした。

アミ
2013年9月17日11:20

Abiさん!

お気に入りの草木染や沖縄紅型の小紋は、好きでよく着てました。
女っぷりが上がるようでしたよ!(笑)
でも、今は箪笥の肥やし。
母に申し訳がありません。(涙・・・)

アミ
2013年9月17日11:22

マサムネさん!

私も、会長さんのように、作務衣にすればいいのですが・・・。
鋏を入れる勇気が無くて・・・。
眠ってて、廃棄処分になるほうが、もっと勿体無いのに・・・。(笑)

マサムネ
2013年9月17日22:07

大島は作務衣にしてもかっこよかったです。訪問着や色無地は洋服に

仕立て直すといいかもしれません。

アミ
2013年9月18日5:28

マサムネさん!

大島の作務衣なんて、素敵でしょうね~。
分ってはいるのですが、鋏を入れる勇気が・・・。
もう、ちょっと、悶々としましょうか。(笑)

nophoto
月ふたつ
2013年9月19日9:22

アミさん
後日談・・・「着た後もめっちゃ煩雑」でした(T.T)
染みが見つかったりで、専門のお店に持ち込んだりで。着物どころの金沢ですから、若い人でも結構着物を着て美術館に・・・って方も多いです。ですけれど、あんまり崩して着てらっしゃる方も多く・・・美しくきちんと着るってのは、やっぱり日本女性としては守っておきたいことですよね。

アミ
2013年9月19日16:28

月ふたつさん!

後日談の披露、有難う!
私も、和服を崩して着る・・・には抵抗があります。
孫の友達なんか、襟にレースがついたワンピースのような着物なんです。
来年の七五三に我が孫は何を着るか・・・。
恐怖ですよ!(笑)

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索