昨日のお墓参り。
ちょっと、考えさせられることが多かった一日だった。


まだ、彼岸の初日の所為か、方々の霊園も、さほど混んではおらず、気持ちよく墓参りは終了した。
途中のトイレ休憩のマックも、馴染みのスタッフが戻ってきたようで、店内はきびきびと
動いてる様子。
働き者の彼女が、一人いるだけで、空気が変わるから大したものだ。

道路は渋滞も無いのに、やけに時間がかかる。
家からお寺まで、こんなにも遠かったか・・・と、嫌気が差してきた。
年の所為か・・・。
暮れにお参りするだけで、今年の墓参りは勘弁して欲しいと主人に強く言い渡した。
怒るかと思いきや、主人も同じ感想だったようで、

「せっかくの奥多摩の自然が勿体無い! 次回は、墓参り無しに、遊びの為に来ような・・・」

と。


お寺のご住職は気さくな方で、梯子に乗って、庭で植木の剪定をしていた。
先代の住職たちの仏花に緑の木を混ぜたいと、自ら切っていたのだ。
お寺へは、年会費として、何がしかを包むのだが、この寺は、金額をはっきりとは言わない。

「お心のままに・・・」

と、住職はいつも言う。
実家のお寺は、一口いくらいくらと、記してくるから、それ相応を包むのだけれど、このお寺は「お心のままに・・・」だ。
姑は、春秋、二回、3.000円を包んでいたが、今のご時世ではそうも行くまい。
私は、2.000円くらいの菓子折りを台として、5.000円づつ包むことにした。
お嫁ちゃんには、一緒に行って、やり方は継承しているけれど、息子の代になったら・・・。
どうなることか。
息子は檀家制度を否定している。


お寺の近くに舅の実家がある。
今の本家の当主は、義父の甥っ子で、90歳近い人だ。
仏様のような無垢の良い方で、私は会うのを、いつも楽しみにしていた。
が、当主は、デイサービスとかの日で留守だった。
当主の息子のお嫁さんが応対に出たが、何とも早、感じが悪くて・・・。
単純人間の私はぶちきれそうになった。

なんでも、その日は、彼女が主催してる料理教室の日だそうで、駐車されるのは迷惑だと言わんばかりの口調だった。
仮にも、本家の人間が、お彼岸だから、親族が来る・・・と言うことに、気がつかないのが可笑しいと思った。
案の定、お墓には、花の一本も上がってなかった。
信じられないほどの財産を貰った本家が、あんなに近いのに、お参りすら行ってないことに腹が立った。
もう、今の当主が居なくなったら、付き合うことも無いだろう。
長く、村長をしていた舅の家も、もう、関係なくなることだろう。
なぜって、息子の子供の名前すら知らないのだから。
親戚の付き合いなんて、そんなものだ。
それを、「本家・本家」と奉る、主人の気持ちが、実家の無くなった私には理解できない。
私の僻みだろうか・・・。


帰りに寄った従姉の家で「おはぎ」やら野菜をお土産に貰い、早々に帰途に着いた。

ちょっと、遅めのお昼は・・・。

海鮮丼と鰯のつみれ汁。
私の好物ばかりだ。

「お前が好きだから、此処にした・・・」

主人の私へのいたわりかな・・・。(笑)
ありがたく、主人の思いやりを受けた。
今回の鰯のつみれはやわらかく、美味しかった♪

コメント

マサムネ
2013年9月21日11:15

最後の四文が素敵でした。 こちらこそごちそうさまでした^^

nophoto
Abi
2013年9月21日21:21

本家だの分家だの今の時代にもう合わないのでしょうね。
それぞれ個々の生き方があるし、、、、。
最近はどこのお家に伺うのも遠慮です、急に行けば
迷惑だろうし、前もって言えば準備しなくちゃと。これまた
大変だろうし。宅配便で荷物を送るのも気を遣います。
前もってメールすればその時点でまずお礼を言わなきゃいけないし、
送ると聞いていれば留守にするのも気兼ねだし、届いたらまた
お礼を言わなきゃいけないでしょう?何も言わずに送れば
お礼は1回で済むし、、、、。気兼ねしながら生きてます。なんて!

アミ
2013年9月22日7:49

マサムネさん!

主人は、戦後生まれの人なのに、女房を褒めることなんて・・・。
全くといっていいほど、皆無です!(笑)
だから、ほんの時たま、労わりの言葉を聞くと・・・。
日頃の鬱憤も、何処かへ飛んで行っちゃいます。

アミ
2013年9月22日7:51

Abiさん!

>気兼ねしながら生きてます。

ホント、ホント!
生きづらい世の中になりました。(笑)
でも、婆たちは、暢気に元気で行きましょう・・・。(失礼!・・・笑)

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