大手の開発業者が区画したところは別として、大半は、地主さんが切り売りしたところに発展した町だ。
畑のあぜ道をちょっと広くした通りだから、行き止まりだったり、迂回したり・・・。
戦後の区画がキチンとなされた都市部から、こちらに嫁に来た時は、駅までの道筋を覚えるのが大変だった。（笑）
建築基準法で４m以上の道路を確保する為に、『セットバック』があるのだが、実際は施行されているのかどうか・・・。
折角、道を広げても、植木鉢を置いたり、車を置いたり・・・。
『セットバック』の意味が分っていないのではないかと、疑わしくなってくる。
我が家の前の道も、私道だった時は、舗装もされておらず、住人が通るくらいの細い道だった。
何十年経って、やっと、道幅は、いくらか広くなり舗装もされたけれど、『セットバック』された道は60～70％くらいだろうか。
これでは、先日の隣町のように火事でも出たら、とても、消防自動車は出動できないだろう。
13年前、我が家を建て替えした時、セットバックのために、7坪もの土地が無くなった。
別に、国が買い上げてくれるでもなく、固定資産税がちょっと少なくなったと言う恩恵（？）に浴しただけだ。
それでも、道幅が広くなり、車の運転がスムーズになったから、良しとしなければ・・・と思っている。
が、法律の抜け穴と言うのは何処にでもあるらしく、リフォームの時は、この『セットバック』は通用しないそうな。
つまり、今流行の、「そっくりさん」は、土地は少なくならず、前のままでよいそうだ。
これでは、何時まで経っても、広い道路は出来ないはずだ。
なんとズサンなお役所仕事であろうか。
きちんとした４m道路になるまでには、100年はかかるだろう。（笑）
時代の流れで仕方ないことだが、我が区も昔から見ると、ゴミゴミしだした。
屋敷林のような庭が消えて、地主さんが細切れに土地を放出してるからだ。
この当たりでは、有名な大地主の家も、今は、小さくなってしまった。
維持すると言うのは、傍から見るより、大変なことなのだろう。
地主でもない庶民の我が家も、主人が居なくなったら・・・。
息子たちだけでは、とても維持できなくなるだろう。
泉下の義父に叱られそうだ・・・。（笑）
コメント
一方、リフォームは柱一本残せばいいらしいので「地面」を大切にしたいところには受けているようです。
大体形だけ国の名義から個人名義にして結局固定資産税を取るってのは税収のあり方としてどうなんでしょうね？ どうせ税金払うなら国に毎年賃料という形で収めて土地はみんなの共有、としたらいいんじゃないかな？（全国の地面持ちさんや不動産屋さんに狙われる！）と思ったりします。「オラの土地」という概念がなきゃ「道路さひろげっから、みんなすこすずつ下がってけろ」といえるのになあ。
狭い都会は、外国のように、皆がマンションに入る生活ならば、土地の有効面積も広がるのに・・・と感じます。
でも、自分の土地に固執する人が多いから、セットバックは進みませんね～。（笑）
あはは・・・。 お叱りを受けたかな・・・？（笑）
実は、近所に、「セットバック」をするほうが馬鹿だ・・・みたいな発言をした方がいて、ちょっと頭にきてたんです。
いろいろな立場の方がいらっしゃるから、一概には言えない問題ですね～。
お怒り、納めてくださいな！
境界線の問題は微妙です！
我が家も、7軒と境を共有してるので、いろいろ、問題はあります。
でも、大人の対応で仲良くしています。（笑）
セットバック問題は結構微妙ですから・・・
我が家から離れましたが、小さいアパートを建てた時、セットバック、避難通路などを取られ、以前の一軒家の一回り小さい建物になってしまいました（苦笑）
13年前に建て替えてる時、ご近所の方に言われたことがトラウマになっていて・・・。
ちょっと、『セットバック』は鬼門なんです。（笑）
だって、その方は、
「守る人が居るから、迷惑なんだよね～」
と、さも、我が家がいけないみたいに言ったのです。
誰だって、自分の土地が少なくなって喜ぶ人が居るでしょうか。
法律だから、従っているのに、馬鹿呼ばわりされて、凄く哀しかったです。