「日曜日、日帰りでそちらに行く! どんぐりと松ぼっくり、拾っておいて!」

孫たちの父親から、メールが入る。
相変わらず、電報文のような、意味不明なメールだ。

主人といえば、目を輝かし、さっそく、近所の公園へ拾いに行った。
およそ1時間後、ビニール袋いっぱいに、どんぐりと松ぼっくりを拾ってきた。
ちょっと、膝が痛いとこぼしていたが、孫のためなら、エンヤコラ!
痛みも忘れて、夢中になって格闘していたのだろう。(笑)

「こんなに要らないとおもうよ!」

「拾えない子だっているかもしれないよ。 分けてあげれば・・・」

そうかもしれない。
爺婆と一緒ばかりの子供だけではあるまいだろう。
かく言う私も、爺婆には縁が薄い子だった。
母は、実母を6歳の時に亡くし、実父も19歳の時、身罷った。
商家だったし、人手はあったので、生活には不自由しなかったけれど、寂しい少女時代だったそうだ。
後年、私たち姉妹弟の母となっても、

「私は、母の愛情を知らないから、子供の育て方に自信はないの・・・」

が口癖だった。
実際は、私なんかより、数倍も子育ては上手だったのに、謙虚な人だ。(笑)
だから、私には、母方の祖父母は居なかった。

父方は…と言うと、私と幾らも年齢が違わない父の末弟(叔父)の子育てに忙しく、祖母は、孫のことなど眼中になかった。
唯一、やさしかった祖父は、早くに亡くなり、世の中は、うまくいかないものだと幼心に思った。(笑)
だから、私も母同様、祖父母の愛情は知らずに育った。

今、自分が婆になって、孫にどう接していいのか…、本当は迷っている。

コメント

マサムネ
2014年10月11日14:06

子供の育て方には自信なんぞありませんが、ドングリを発芽させるテクニックならそこそこ自信があります。そして植え替えをサボって根詰まりして枯れてしまいます(泣)

クヌギ、カシ(シラカシかアカガシかウラジロガシかわからない)、ミズナラがソコソコあります。

クヌギは発芽率高いですね。 ただ、冬になると枯れた葉っぱがいつまでもついてるのでなんというか・・・・・。

植物も子供(お孫さん)も同じじゃないですかね? 優しくありのままに接すればわかってくれるんじゃないですかね? ま、あまり気に病まないでくださいね(それでも悩んじゃう山羊座の性)

アミ
2014年10月11日14:12

マサムネさん!

子育てどころか、自分自身の生き方も、納得できてません!
やり直せるものなら・・・と、いつも思ってます。(笑)
自然体と言うと聞こえはいいですが、その実、怠け心いっぱいで過ごしてきました。
日々、反省の毎日ですが、それすら面倒になって・・・。
ちゃらんぽらんな毎日です!(笑)

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