悪い癖なのだけれど、読みたい本があると、昼夜かまわずに、一気に読んでしまう。
どうせ、昼間も大事な仕事があるわけでもなし。
呑気な隠居だから、これくらいのわがままは…と、言い聞かせてはいるけれど、世間様に対して、ちょっと後ろめたい気がしないわけでもなく…。
ちょっと、悶々としている。(笑)
最近、中島要と言う作家を知った。（遅い！！）
着物の始末やの余一と、一膳めし屋のお糸を主人公にした市井ものだ。
江戸時代のエコな生活もわかって、なかなか面白い。
江戸時代の庶民の着物と言えば、古着と相場は決まっていたようだ。
新しい晴着を作れる人なんて、一握りの人だ。
たいていの庶民は、古着を買ってきては、洗い張りをして、縫い直す。
昔、私が子供の頃、母も良くほどき物をしては、張り板に、きれいに糊をつけて伸ばしていたっけ。
後年、その張り板は、我が家の息子たちの格好のおもちゃ（お滑り台）になっていたけれど…。
・しのぶ梅 着物始末暦
・藍の糸 着物始末暦②
・夢かさね 着物始末暦③
・雪とけ柳 着物始末暦④
・なみだ縮緬 着物始末暦⑤
一挙に、５冊、読み終えた。
巻末に着物の柄（立湧、微塵格子、高麗格子など）が記されていて、これもまた、興味をそそられる。
６巻目は出るだろうか…。
作家の中島要とはどういう人なのか。
女流作家なのか…。
気になる！！
コメント
（最近、一気に視力が下がり読書がつらいです…涙）
着物が好きな方なら、なお一層、興味が湧くかも…。
視力の低下は、わたしも同じ悩みです。
先日、白内障の手術を受けた妹が、視力が良くなったと言う話を聞いて、羨ましく思いました。
それで、私も、眼科に行って相談したところ、白内障の気は無しと言われ、喜んでいいのかどうか…。(笑)
単なる、老化で片付けられました。(笑)