あなたには幸せになって欲しいのよ!
2015年12月27日 エッセイ
家で使う、こまごまとした文具が切れたので、近所の文房具屋さんへ行ってきた。
最近は、遠出でもない限り、杖は必要としない。
バスに乗ったり、電車に乗るときは、「私は脚が悪いのです!」と言う、目印代わりに持つように医師からは言われているが…。
杖なしで、颯爽(?)と歩いてきた私を見て、文房具屋の小母さんがしみじみと言った。
「手術が成功してよかったね!
前は、痛そうで見ていられなかったもの…」
45年も前に、私がこちらに嫁に来た時から、何くれと面倒を見て、見守ってくれていた小母さんだ。
「良く辛抱したね!
家族と一緒で、大変だったのに・・・。
あなたには幸せになって欲しいと、いつも思ってたわ」
思いがけない言葉に、ちょっと、涙ぐみそうになる私。(笑)
「思っているほど、大変ではなかったのよ。 お義母さんも良い人だったし・・・。
有難うございます。 でも、私、十分、幸せだから・・・」
と、にっこり笑って、お店を出た。
確かに、新婚旅行から帰って来るや否や、舅・姑、そして小姑との同居は、厳しいこともあった。
特に、お風呂など、入りたい時に入れないもどかしさ。
夏の暑い盛りには、せめて、シャワーだけでもあるといいのにな…と、何度思ったことだろう。
後年、姑と舅の入院生活。
それぞれ、1年1か月、4か月と期間こそ短かったけれど、毎日、病院に通う生活は、きつかった。
人間、「拘束」されることが、一番苦痛なのだと知った。
近所の人は、そんな私の姿を、見ていたのだな…と、今、知った。
夜、ベッドに入り、眠る寸前、思った。
私は、今、十分、幸せだ・・・と。 (^_-)-☆
最近は、遠出でもない限り、杖は必要としない。
バスに乗ったり、電車に乗るときは、「私は脚が悪いのです!」と言う、目印代わりに持つように医師からは言われているが…。
杖なしで、颯爽(?)と歩いてきた私を見て、文房具屋の小母さんがしみじみと言った。
「手術が成功してよかったね!
前は、痛そうで見ていられなかったもの…」
45年も前に、私がこちらに嫁に来た時から、何くれと面倒を見て、見守ってくれていた小母さんだ。
「良く辛抱したね!
家族と一緒で、大変だったのに・・・。
あなたには幸せになって欲しいと、いつも思ってたわ」
思いがけない言葉に、ちょっと、涙ぐみそうになる私。(笑)
「思っているほど、大変ではなかったのよ。 お義母さんも良い人だったし・・・。
有難うございます。 でも、私、十分、幸せだから・・・」
と、にっこり笑って、お店を出た。
確かに、新婚旅行から帰って来るや否や、舅・姑、そして小姑との同居は、厳しいこともあった。
特に、お風呂など、入りたい時に入れないもどかしさ。
夏の暑い盛りには、せめて、シャワーだけでもあるといいのにな…と、何度思ったことだろう。
後年、姑と舅の入院生活。
それぞれ、1年1か月、4か月と期間こそ短かったけれど、毎日、病院に通う生活は、きつかった。
人間、「拘束」されることが、一番苦痛なのだと知った。
近所の人は、そんな私の姿を、見ていたのだな…と、今、知った。
夜、ベッドに入り、眠る寸前、思った。
私は、今、十分、幸せだ・・・と。 (^_-)-☆
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