私が、本を好きになった原点が、文学全集だ。
岩波だか、小学館だが、忘れてしまったが、黄色いサックに入っているのが、
世界文学。
ギリシャ神話やアンデルセン、イソップ物語も、赤毛のアンもこれで知った。
赤いサックは日本文学。
芥川龍之介や太宰治、夏目漱石もこれがきっかけだった。

小学校の入学式は、絵でかいたような、桜の満開の下だった。
60数年たっても、まだ、その時の状況は目に浮かぶ。

当時、私のお小遣いは、日に10円。
多い方だったと思う。
私は、母に、毎日でなくていいから、月に一回、まとめて300円が欲しいと頼んだ。
その当時、全集は1冊200円。
私は、それがどうしても欲しかった。
本を読むことはもちろん、黄色いサックに入った本が毎月増えて、綺麗に並べられていくさまが嬉しかったのだ。
本は、どんどん増えた。
子供向けの雑誌など、見向きもせずに、子供には高額だった全集を選んだ。

同じように本好きだった母は、本が増えるのを見て、書棚を買ってくれた。
嬉しかった。
大事に大事に、繰り返し読んだ。
その全集は、大人になっても、処分できずに、結婚しても、かなり長い間、実家に置いてあった。

今、孫たちは、どんな本を読んでいるのだろうか…。
前に、「長靴下のぴっぴ」の本を与えたけれど、あまり、興味を示さなかった。
時期が早すぎたのか…。
押し付けでなく、自分から、興味を持ってくれないと…。

母から私へ、そして息子に。
本好きのDNAは脈々と流れている。
きっと、孫たちも…。 (^_-)-☆

コメント

nophoto
トモコ
2016年2月26日8:54

こんにちは、アミさん!

うちにも文学全集が確かにあって、あらゆるジャンルをそこで知りました。
でも、自分で買うことは考えなかったみたいで^^;繰り返して読んでいた。
ルパンやホームズになぜか興味をもった小学生時代にも
祖母に買ってもらったりしていた記憶が。
アンシリーズや風と共に去りぬなんかは自分で揃え始めたと思います。
中学生にはなっていたと思うので^^

本が好きでよかったな~と思います。
図書館に勤めるとか 本屋さんになるんだとか夢はあったのですが
叶わなかったんですけれどね・・・
一人娘は本好きとは言えないですけど、声優の勉強をしたり舞台に興味を
もって過ごしていた時期はあったので、読み聞かせ育て?の効果はあったのでしょうか。
読解力はあるようで、せめて良かった^^


アミ
2016年2月26日10:10

トモコさん!

昔の、それも、小学生の頃の200円は、すごい!と、今、子供の頃の自分を褒めてます。(笑)
親に頼めば、きっと、買ってくれたのでしょうが、自分で揃えました。
なんでも、覚えましたね~。
大人になっても、役に立ってます。
名作は、今も昔も、名作ですものね~。 (^_-)-☆

マサムネ
2016年2月26日11:31

個別のやつではないですが、一冊に四作品くらい入っていて辞書くらいの厚さの全集が実家に有りました。 文学全集も百科事典も勉強なんかしやしないのに買っておいてあって(笑) 二十歳を超えた頃「あれは月賦で買ったのよ」と母に言われて「え~!誰も読んでないのにぃ?!」と驚いたことがあります。 僕はお小遣いというもはなく、小学生の時、上級生の使いっ走りをしてお駄賃でガムや飴を買っていました(貧乏だ) コツコツと集めるという点であれば「クヌギ」「ウラジロガシ」「マテバシイ」「ミズナラ」のどんぐりを拾ってきて発芽させて育てています。 地植えするととんでもないことになるので毎年ちょっとだけ植木鉢を大きくしています。

アミ
2016年2月26日17:51

マサムネさん!

コツコツ…と言う点ではマサムネさんに負けます。(笑)
植物は、手がかかるので、苦手です。
根が怠け者なので、じっと座って読む読書が性に合ってるのでしょう。(笑)

ありす
2016年2月27日1:24

私の時代でも高くて買ってもらえませんでした。
近所の一人っ子の男の子の家に行っては本棚の前で座り込んで読みました。
大人になってから、バザーで何冊か買いましたが。
探している巻がないんです。小さな男の子と女の子がアルプスの山越えでお使いに行って迷子になって氷河で一晩過ごす話。もう一度読みたいんですけど。

アミ
2016年2月27日7:33

ありすさん!

小学生だった私が、細々と購入した本です。
宝物だったことは、お察しくださいますか?(笑)
全巻揃うまで、どれほどの年月がかかったことでしょう。
確か、専用の本棚があったんですよ。
母が入れ物を買ってくれて、娘は、おこずかいを必死に貯めて、本を買いました。
私の人生の中で、キラキラとした思い出です! (^_-)-☆

nophoto
Abi
2016年2月27日8:08

私が全集というかシリーズで読んだのがエラリークイーンの子供向けの
本だったと、タイトルで覚えているのは「ミドリガメの秘密」だったと
、主役の男の子がジュナって名前で、、、体の弱い子で自宅療養の時
買って貰ってたわ。そのころから殺伐としたものが好きだったのかも。
成人して入院していたときはそのころ付き合ってた彼が、長靴下のピッピ
とか、ハクチョウ王オロールとかの本を持ってきてくれて、、、、それが
連れ合いです。

アミ
2016年2月27日8:53

Abiさん!

「長靴下のピッピ」を選んだ彼はさすがです!
その方がご主人様ですか・・・。
やはりね~。(笑)

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