珍しく、主人と息子が取っ組み合いの喧嘩となった。
もう、体力的にも、主人の方が劣勢なのは当たり前。
お嫁ちゃんと私は、ただオロオロと、
「止めなさいよ！」
と繰り返すのみ。
日頃、余程、怒りを貯めこんでいたのか…。
あまりの息子の身勝手な言動に、
「もう、わかった！ 俺も考えることがある…」
と、主人は、冷めた物言いで、何とか、喧嘩は収まった。
あと二日で、結婚４６年目を迎えるわが夫婦。
「お互いに、よく持ったね！」
と、昼間、主人と二人で、感慨にふけっていたのに…。
まさか、まだ、子供のことで、苦労するとは…。
しがない年金生活者のわが夫婦。
お互いの趣味を満喫したくても、先立つものはお金だ。
年老いて、お金のありがたみが、ひしひしと身に感じられる毎日だ。
唯一、財産と言えるものは、両親が遺してくれた、今住んでる土地だ。
２３区内の土地だ。
多分、売れば、億は下らないだろう。
後生大事に、親から子供へ・・・と、存続していくことを考えていたが、最近、馬鹿らしくなってきた。
国に税金で持っていかれる前に、何とか、有効活用、出来ないものか…。
まだ、まだ、老人と呼ぶには、中途半端に若いわが夫婦。
あちらに移る前に、やっておかなくてはいけないこと、なんか、たくさん、有りそうな…。
気が重い！
コメント
ご主人様もきっと腹に据えかねる事だったのでしょうね？
甘々坊ちゃまも少しは反省なさったかしら？どれだけご自分が
恵まれているか、、、、。売れば億なんて！
たまたま、親からもらったところが、２３区内だった…と言うわけで。
自分たちでは、到底買えない場所です。
先祖の恩恵の元の話です。
今はやりの、土地を担保に、優雅に暮らして…と言うCMにも惹かれますが、後生大事に、慎ましく、土地だけを守ってきました。
多分、息子たちには、維持できない…。
ゆくゆくは手放す運命ですね～。
杉並区なんて、そんな人ばかり。
一つの土地が、４～５軒になって…。
人口は増えるでしょうが、庭木などのゆとりは無くなりました。
それでも、血というのは面白い。
２時間後には、４人で、あははおほほ…。
笑いながら、お茶してました。(笑)