「勝ち組」「負け組」と言う言葉があるようだが…。
人生、何をもって、分けるのか、難しい話だ。

主人には、年の離れた3人の姉がいる。
長姉と末姉と俗に言うエリートで、年収も多く、どちらかと言うと、平凡な主婦の真ん中の姉を、いつも憂いていた。
学生時代の次姉は活発で、目立つ少女であったらしい。
たまたま、結婚した人が、浮世離れしてる人だったし、子だくさんでもあったので、実生活は極貧に近かったようだ。
だから、姑も姉たちも、いつも口を開けば、

「可哀想に! 可哀想に!」

と言っていた。
何時しか、私も、そういう目で次姉を見ていたのだが、このところ、その考えに疑問を感じ始めていた。

昨日、娘に車椅子を押されて、ホームのロビーに出てきた次姉の顔は輝いていた。
右半身は不随となりながらも、動かせる左手で、強く、私の手を握り、まぶしいような笑顔を見せる。

何処も悪いところは無いと、豪語してる長姉も、最近は、

「生きていても楽しくない…」

と、ぼやくようになったし、息子と一緒に住んでる末姉も、家庭内は殺伐として、一人、取り残されている様子。
金銭的には優雅な二人も、貧しいと言われ続けてきた次姉の一かけらも、輝きは見えない。

人生、いったい、何をもって、勝者と言うのだろう…。

次姉の明るい笑顔に癒された一日だった。 (^_-)-☆

コメント

マサムネ
2016年6月28日12:38

色々な条件や状況で「幸せのカタチ」は変わってくると思います。最後の郵政外務試験に合格して長男、長女を授かった時は「勝ち組」だと思いました。けど、一番定収入の僕が会社を辞めて雑用係になって家事をしてると事情をあまり知らない人たちは「ゆーびんきょくやめちゃったのお?」と言われると「負け組」な気持ちにもなりました。人の心なんて梅雨空のように変わりやすいので状況で得られる小さなしあわせが続けばそれでいいんじゃないかな?と僕は思っています。

そういう僕は都内とまで言わなくてもせめて神奈川東部辺りに住んで多摩川の土手をチャリで走るのがささやかな夢です^^

アミ
2016年6月28日14:22

マサムネさん!

「上を見ればきりがない。何事も中庸が大事!」

この言葉が母の教えでした。
もっと、向上心を持っても良かったかな…とも思いますが、まずまずの人生だったと感謝してます。 (^_-)-☆

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