実家の母は、料理上手な人だった。
一緒に、台所に立つこともあったが、何しろ、仕事が手早い母のこと。
教える…と言うより、あらかた、自分でやってしまった。
だから、私の料理は、姑から教わったことの方が多い。

明治生まれの姑は、孫のような年齢の嫁(えへへ・・・、私のこと)に、
懇切丁寧に、色々なことを教えてくれた。
もう、姑が亡くなって、30年以上経つのに、いまだに、主人と義父母の話が出る。
母親っ子の主人のことだ。 内心は嬉しいに違いないのに、わざと、ぶっきらぼうな
返事をする。(笑)

毎月、一度、姑は儀式のように、こんにゃく料理を作る。
田楽だったり、煮物だったり…。
姑いわく…

  「おなかの中の砂落とし・・・」

だそうな。
嘘か本当か、姑は、腸内の掃除をこんにゃくがしてくれると言いたいらしい。
こんにゃくは、消化が悪いから、あまり食べ過ぎると、腸閉そくになりかねない。
その塩梅は難しかろう。

意味もへったくれも知らない嫁は、月に一度の「砂落とし」を後生大事に守っている。(笑)

コメント

涼女
2016年7月10日9:39

うちの母親もよく言ってましたよ。「砂降ろし」と。
特に男性に食べさせると良い的な事を。
と言うわけで私もたまに作って出す時は
「体に良いらしいよ??」と言って無理やり食べさせてます。笑

アミ
2016年7月10日13:02

涼女さん!

姑だけではなかったのね~。(笑)
昔、主人は、尿路結石で入院したことがあります。
小さな石が尿管内で暴れて、ひーひー言ってました。
ちゃんと、砂下ししとけばよかったのに…。(笑)

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