平岩さんの「御宿かわせみ」が好きだった。

「新・御宿かわせみ」も出たと言うことは、友人から聞いて知っていた。
でも、おるいさんと東吾さんが好きな友人は、幕末から明治になった東京を舞台とした新しいかわせみに馴染めなかったようだ。

亡き友人の最後のメールが、古いかわせみ(大川端にある宿)の話だったので、余計に、新しいかわせみは読む気になれなかった。

が、このところの夏風邪の所為で、家にいることが多い。
手持無沙汰に、新しいかわせみを読み始めたのだが…。

若い麻太郎や源太郎に、何故、親たちの若い日を重ねなくてはいけないのだろうか。
初めは嬉しかった。
大好きな東吾さんがほうふつされる息子の姿を見るのは好ましかった。
でも、限度があるだろうに。
此処でもか、此処でもか…と言う、話には、いささか食傷気味。

亡き友人が、新しいのは、良くないよ…と言っていた意味が分かった。

続編って、難しいんだ…。
さすがの平岩さんでも・・・と、思った。

コメント

nophoto
Abi
2016年8月17日7:53

ホントにそうでしょう?何だか幕末、明治はしっくり来ないのよ、、
それに共鳴した世代が年取っていくのも寂しいしね。東吾さんの
行方が気になるので連れ合いは月刊のを買い続けてますが、引っ張られてる
感じがします。

アミ
2016年8月17日7:58

Abiさん!

ホント! 引っ張ってる。
案外、るいさんと宗太郎さんが一緒になったりして…。(笑)

お吉も嘉助も長介も年老いて…。
なんだか、身につまされます。

ねーこ
2016年8月17日22:58

平岩弓枝さん、若い頃よく読んでいました。
そういえば最近、彼女の作品読んでないなあ。

アミ
2016年8月18日7:54

ねーこさん!

一概に、老害(?)とも言えないんです。
瀬戸内さんのように、老いても、意識の高い方もおられますから…。
でも、自分を含めて、やはり、若いころのようにはいかない…と、感じています。
平岩さんのお若いころの作品、どれも好きです。

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