一人暮らしの知人がいる。
昔、会社で、主人も私も、一緒だった人だ。
お母様に続いて、昨年、お父様を亡くされた。
特に、主人とは仲が良くて、「もう、三日も喋っていない!」などと、電話をしてくる。
このところ、風邪を引いたらしく、会社を欠勤している。
「あいつ、けんちん汁を作ってるらしいぜ!」
と、主人が報告してくる。
「家も、作ろうか・・・」
と言うことになり、急遽、冷蔵庫の中のものでけんちん作りを。
「けんちん汁」は私が小学校の4年生の時、家庭科で初めて作った料理だ。
野菜の切り方から、けんちん汁のいわれから、色々教わった思い出の料理だ。
主人には、まさに、「おふくろの味」。
目を細めて食べていた。
だが、おもむろに言い出した。
「昔の奴と、なんか、違う。 コクが無いのかな・・・。」
冷蔵庫の中のあり合わせで作ったから、牛蒡が入ってなかった。
お豆腐も、木綿でなく絹だし・・・。
それでも、丁寧に作ったし、サトイモもねっとりとしてておいしいし、大根も人参も、油揚げ、シイタケ、皆入っている。
「ごぼうが無かったからね~。 それで、コクが無いのかな・・・」
私は、新婚旅行から帰宅して、すぐに両親、姉姑との生活が始まった。
お勝手は勿論、現役バリバリの姑が仕切り、嫁の私は、メモを渡されて買い物に行くくらい。
呑気なお嫁さんだった。
そんな姑の得意料理の一つが「けんちん汁」だった。
主人にとっては、それこそがおふくろの味だ。
50年近く一緒に居る女房でも敵わない味なのだ。
それでも、大なべいっぱい作ったけんちん汁は、見事に無くなった。(笑)
昔、会社で、主人も私も、一緒だった人だ。
お母様に続いて、昨年、お父様を亡くされた。
特に、主人とは仲が良くて、「もう、三日も喋っていない!」などと、電話をしてくる。
このところ、風邪を引いたらしく、会社を欠勤している。
「あいつ、けんちん汁を作ってるらしいぜ!」
と、主人が報告してくる。
「家も、作ろうか・・・」
と言うことになり、急遽、冷蔵庫の中のものでけんちん作りを。
「けんちん汁」は私が小学校の4年生の時、家庭科で初めて作った料理だ。
野菜の切り方から、けんちん汁のいわれから、色々教わった思い出の料理だ。
主人には、まさに、「おふくろの味」。
目を細めて食べていた。
だが、おもむろに言い出した。
「昔の奴と、なんか、違う。 コクが無いのかな・・・。」
冷蔵庫の中のあり合わせで作ったから、牛蒡が入ってなかった。
お豆腐も、木綿でなく絹だし・・・。
それでも、丁寧に作ったし、サトイモもねっとりとしてておいしいし、大根も人参も、油揚げ、シイタケ、皆入っている。
「ごぼうが無かったからね~。 それで、コクが無いのかな・・・」
私は、新婚旅行から帰宅して、すぐに両親、姉姑との生活が始まった。
お勝手は勿論、現役バリバリの姑が仕切り、嫁の私は、メモを渡されて買い物に行くくらい。
呑気なお嫁さんだった。
そんな姑の得意料理の一つが「けんちん汁」だった。
主人にとっては、それこそがおふくろの味だ。
50年近く一緒に居る女房でも敵わない味なのだ。
それでも、大なべいっぱい作ったけんちん汁は、見事に無くなった。(笑)
コメント
家の夫は18歳で一人暮らし始めて、そのまま私と結婚しました。時々義母が夫にお料理を持って遊びに来る事があります。義母は喜ぶだろうと腕を振ってくれているのですが、夫は「ん?これ、あんまり好きじゃないよ。兄貴の好みの味じゃない!!そもそも俺こんなの食べた事無いし」などと罰当たりな事を言います。すっかりお袋の味を忘れたのでしょうね。と言っても私の料理を褒める訳でも無く。それはそれで淋しいですね。お鍋いっぱいのけんちん汁完食なさるご主人。アミさんのお料理は第2のお袋の味なんでしょうね。
同じ息子でも、兄と弟では好みも違います。
我が家では、「おふくろの味」は弟のほうが覚えているみたい・・・。
兄は、普段、今でも私の料理を食べてるくせに、美味しいとは口に出さず。
可愛くない子です!(笑)
コンビニ食も便利なのですが、ふつうのごはんが食べたいです。
うふふ~♬
私、このところ、出前、しています。
ご近所の方で、昨年、ご主人を亡くされてお独りに。
帯状疱疹にかかってしまい、外出もままならぬ様子。
牡蠣の新しいのが手に入ったので、フライをお裾分け。
油物はなさらないとかで、すごく喜ばれました。
どうせ、大食漢の老夫婦。
多めに作りますから、独り分を取り除くことなど、お茶の子さいさい。(笑)
ボランティアしています。
白いご飯にちょっとした副菜と汁物。
やはり、美味しいですね~。
手の骨折、私も経験者。
お大事になさってください!